ハイローオーストラリアに法人口座を開設できるか聞いてみた
ハイローオーストラリアで稼げるようになってくると気になってくるのが税金問題!
海外バイナリーオプション業者のハイローオーストラリアで稼いだ利益は、総合課税となります。総合課税では、バイナリーオプションで稼いだ金額とその他所得(給料・不動産収入など)の合計から税率計算されます。
給料所得者ならハイローオーストラリアの年間利益が20万円を超えると確定申告が必要です。年間利益が900万円を超えると33%、1800万円を超えると40%、4000万円を超えると45%もの所得税率となります。
45%だと、利益の約半分も税金で取られてしまいます!
ハイローオーストラリアで大きな利益を得たとしても、その分税金が増えるなんてイヤですよね。
節税で思い浮かぶのが「法人化」です。
法人化登録をして法人口座での取引が可能ならば、節税できそうです。
さらに法人化できれば、バイナリーオプションの損益通算と損失繰越(9年間)が可能となります。認められる経費も幅広く、個人よりも有利となります。
しかし、ハイローオーストラリア(highlow.com)のホームページを見てみると、新規口座開設画面に法人口座の項目がありません。
そこで今回はハイローオーストラリアでは本当に法人口座は作れないのか?法人口座を作る方法はないのか?などハイローオーストラリアのサポートセンターに直接聞いてみました!
もくじ
ハイローオーストラリアの法人口座・法人化についてサポートセンターの対応
実際にハイローオーストラリアに「法人化」と「法人口座」について問い合わせしてみました。
ハイローオーストラリアのサポートセンターに電話をかけると、問い合わせ内容のアナウンスがあり「お客様の口座について」の番号を選択すると女性オペレーターが対応してくれました。
私
「法人口座を開設したいのですが、ホームページには法人口座の記載がありません。どうしたら良いですか?」
ハイローオーストラリア側
「法人口座は受け付けておりません」
私
「納税証明書や登記簿謄本を提出しても…開設できませんか?」
ハイローオーストラリア側
「法人口座は受け付けておりません」
私
「ハイローオーストラリアの口座開設画面で、法人名義で口座を作ることは可能ですか?」
ハイローオーストラリア側
「法人名義でのお取引は禁止しております」
私
「法人化されて、取引きされている方はまったくいらっしゃらないのですか?!」
ハイローオーストラリア側
「個人名義の口座しか受け付けておりません。法人と発覚した場合は強制解約となります。」
私
「今後、ハイローオーストラリアで法人口座を受け付ける予定はありませんか?」
ハイローオーストラリア側
「ございません。」
女性オペレーターは終始毅然とした態度で、法人口座についてハッキリと断られてしまいました。おそらく、対応マニュアルがあるのでしょう。
残念ながら、ハイローオーストラリア側の回答では、法人口座を開設するために法人化登録をしても法人口座は開設できないということになります。
それでもハイローオーストラリアで法人口座を開設する方法とは?
ここからは、あくまでグレーゾーンの情報となっています。国税局にチェックされる可能性はあります。ご注意ください。
1.会社を設立して法人化する
法人化するために、会社を立ち上げます。
まずは「株式会社」と「合同会社」のどちらかを選びます。
会社としては「株式会社」がメジャーですが、最近ではコストが安く済む「合同会社」を設立するケースが増えています。
2.ハイローオーストラリア専用の銀行口座を作る
ハイローオーストラリアの収益のみで利用する銀行口座を作ります。
法人代表者の名義の口座ということになりますが、他の目的でこの口座を利用してはいけません。表向きは個人口座ですが、内容は法人口座とします。
3.法人で取引しているという資料を用意する
ハイローオーストラリアに法人口座がないので個人口座を利用しているという旨を証明する為の資料を用意します。
例えば、ハイローオーストラリアのカスタマーサポートにメールで法人口座について問い合わせると「弊社では法人口座の取扱は行っておりません」というメールが返ってきます。
それを印刷して説明書類として扱うことが可能です。
国税局等に質問された場合、用意した資料を元に、あくまでハイローオーストラリア側の都合で法人口座ではなく個人口座を利用しているという理由を伝えます。
しかし、法人と個人は別人格ですので、結果的に認められない可能性が高いです。
ハイローオーストラリアで法人口座を開設するリスク
ハイローオーストラリアで法人口座を開設すると多くのメリットがありますが、人によってはメリットよりもデメリットの方が大きくなるパターンも考えられます。
マイナス収支でも税金が発生する
法人は、法人住民税を支払う義務があります。たとえハイローオーストラリアの収支がマイナスであっても法人住民税(7万円)は払わなくてはいけません。
時間と費用と手間がかかる
まず、法人化のために会社を設立する初期費用がかかります。
「株式会社設立」の費用は20~30万円、「合同会社設立」の費用は10万円程度必要です。さらに設立登記申請に登録免許税が15万円、事務所の準備費用も必要です。
また、会社設立の手続が完了するまで「株式会社」が1~2カ月、合同会社なら2週間ほど費やします。必要書類の作成に手間がかかるので、税理士を雇うのが一般的です。そうなると顧問料が発生します。
その他運営コスト・社員の給料など、本当に大変です。
バイナリーオプションでの利益が不安定になると火の車状態に陥るかもしれません!
国税局に認められないとペナルティを受ける可能性がある
この国税局に認められないというのが、一番のリスクです。節税対策で法人化しても法人の利益として認められなければ、バイナリーオプションの利益は雑所得として扱われます。
法人として申告した利益を修正することとなり、個人の所得として再び申告しなくてはいけません。結果、追加納税のペナルティを受ける可能性があります。
法人口座についてまとめ
ハイローオーストラリアで法人口座を開設することは100%不可能ではありませんが、大きなリスクが伴います。
現在、ハイローオーストラリア以外のバイナリーオプション業者や人気の海外fx業者xmも法人口座を受け付けていません。よほどの理由がない限り、ハイローオーストラリアでの口座開設は個人口座だけにしておいた方が賢明です。
法人化しなくても個人事業主として節税する方法はあります。どの方法が自分に向いているのか慎重に考慮しましょう。
紹介したバイナリーオプション
ハイローオーストラリア
カテゴリ:ハイローオーストラリア(highlow.com)
2020年09月16日
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