ハイローオーストラリア攻略法!MT4の一目均衡表(雲)編
一目均衡表(雲)の見方
一目均衡表は日本人が考案したことで有名なテクニカル分析で、考案者である細田悟一のペンネーム一目山人にちなんで名づけられました。 一目均衡表は以下の5種類の線を使います。
基準線(青)=(26日間の最高値+26日間の最安値)÷2
転換線(赤)=(9日間の最高値+9日間の最安値)÷2
先行スパン1(橙)=(基準線+転換線)÷2を26日間先行させたもの
先行スパン2(水色)=(52日間の最高値+52日間の最安値)÷2を26日間先行させたもの
遅行スパン(緑)=当日の終値を26日遅行させたもの
補足として、移動平均線と基準線、転換線の違いを説明します。
基準線、転換線は一定期間の最高値と最安値で計算されますが、移動平均線は終値で計算されますので考え方が少し違うということを、まずは頭に入れておいてください。その上で実際に一目均衡表を見てみましょう。
この中の先行スパン1と先行スパン2で囲まれた範囲を「雲」と呼びます。
また、雲の色が2種類ありますが、先行スパン1が先行スパン2よりも上にあるときは「上昇雲(橙)」、下にあるときは「下降雲(水色)」です。 雲は抵抗帯として使い、厚みがあるほど強い抵抗で、逆に薄い場合は弱い抵抗と認識します。
MT4に一目均衡表(雲)を導入・設定方法
はじめにMT4のメニューバーの「挿入」をクリックしてください。
そして「インディケータ」、「トレンド」、「Ichimoku Kinko Hyo」の手順で進めると、プロパティが表示されます。
「パラメーター」で期間の設定を変更することができますが、基本的にデフォルトでよいでしょう。
今回は見やすくするために線は太くします。
「OK」をクリックすれば導入完了です。
一目均衡表(雲)の使い方と攻略法
使い方はとてもシンプルで、雲より上にローソク足があるときは上昇トレンド、雲より下にあるときは下落トレンドと考えます。
先にも少し触れましたが、雲の厚みが抵抗の強さを示す指標といえるので、厚みとその雲の流れが特に重要です。
よくローソク足が飛行機だと例えられますが、飛行機が雲の中に入ろうとしても雲が厚ければ中に入りにくく、薄ければ簡単に雲を突き抜けることができるといったイメージを持つと分かりやすいかもしれません。
それと雲がねじれているところは相場転換の目安と捉えます。
下の画像をご覧ください。
左側の下降雲を突き抜けてから、上昇雲の上をふわふわと推移しています。
バイナリーオプションではこの雲の特性を利用して、3~15分の長めの取引がいいです。
エントリーのタイミングとしては3つあります。
一つ目は、ローソク足が雲を突き抜けたら同方向へエントリー
二つ目は、トレンドがでているときに相場が厚い雲に届いたら逆方向へエントリー
三つ目は、相場が雲の上(下)にあり、基準線も同じ方を向いていたら同方向へエントリー
このように順張りも逆張りもできるので非常に有用なテクニカル分析といえます。
ハイローオーストラリアで一目均衡表(雲)を使ってみよう
さっそく1分足のチャートで3~5分の取引をしてみます。
チャートを見ているとまずUSD/JPYにチャンスがきていました。
厚い下降雲が下に向かって続いているということは下がることが予想されますので、一度反発したところで、長めの5分取引にてローエントリしました。
次の足では少し上昇しましたが、その後みるみる下がって勝ち。
続いてEUR/USDにチャンスがきていました。
雲はやや薄いですが、まだ上昇の流れが続いていますので、3分取引にてハイエントリーした場面です。
ところが、思ったよりも下がってしまい、最小桁1の僅差で負け。
これは予想していたところよりも下がったため、再度ハイエントリーです。
結果は、ほぼ底を捉えたような形で圧勝で終えることができました。
3分でエントリーするか、5分でエントリーするかは、ローソク足のリズムを見て判断してください。
USD/JPYは上下のリズムが少し長かったので5分、EUR/USDは早いテンポで上下したので3分でのエントリーとしました。
ぜひ参考にしてみてください。
一目均衡表(雲)を使う上でのオススメ通貨ペア
オススメはやはりUSD/JPYです。
教科書通りに推移することが多く、チャートの流れがつかみやすいのが特徴的。
また、USD/JPYと同じような動きをするEUR/JPYも良いでしょう。
そうは言っても、基本的にこの2通貨ペア以外でも使えますので、どんどん活用してください。
まとめると
一目均衡表は日本だけでなく、世界のトレーダーも使っているテクニカル分析です。
今回は雲に重点を置いてお話しましたが、他にも基準線と転換線のクロスを見たり、遅行スパンを利用した戦略などがあり、プロの投資家はそれぞれ戦略を使い分けているようです。
実際に私が一目均衡表を使ってバイナリーオプションで取引した様子を見れば分かる通り、表示している時間足より長めの取引を行うのがベストだと思います。
欠点としてはどこが上がりすぎ(下がりすぎ)かが分からないので、RSIなどのテクニカル分析と併せてトレードすると良いでしょう。
紹介したバイナリーオプション
ハイローオーストラリア
カテゴリ:ハイローオーストラリア(highlow.com)
2017年10月18日
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