ロスカットを理解してXMのハイレバレッジ取引をしよう
FXでは「レバレッジ」や「スプレッド」など取引していく上で大切な用語が多くありますが「ロスカット」もこの2つと並ぶほど大事な用語となってきます。
FX比較サイトなどでよく見かける「ロスカット」という言葉は皆さんは正しく理解しているでしょうか?
もし「何のことだかわからない」ということであればせっかくハイレバレッジトレードで稼いだとしてもその後損をしてしまう可能性「大」と言えます。
そこで本記事ではFXにおいて非常に大事な概念である「ロスカット」について詳しく解説しますので、余計な損をされたくない方は頭の片隅にでも入れて置いてください。
▼目次
XMのロスカットとは
ロスカットを理解するためにまず「証拠金維持率」という言葉を理解する必要があります。
「証拠金維持率」と書くと難しいですが要するに取引口座資金のことと捉えて間違いではありません。
FX業界ではレバレッジを効かせて口座に資金を預けた以上の金額で取引できるのですが、それは「証拠金」として口座に資金を預けているからこそ可能となっているのです。
取引をして儲けをだしている場合は関係がないのですが、もしレバレッジを効かせて負けてしまった場合、当然口座資金が減ってしまいます。
口座資金が減ると当然、証拠金維持率(口座資金)も減るのでかけれるレバレッジも減ってしまうため、現在のレバレッジで所有しているポジションを支えるための証拠金が足りないという事態が起きてしまうのです。
この時トレーダーの意向にかかわらず、FX会社の方から強制的にそのポジションの決済が執行されます。
これを「強制ロスカット」もしくは簡単に「ロスカット」と言うので頭にいれておきましょう。。
どうなったら「証拠金維持率が不十分」「証拠金不足」と判断されるのかというと、それは「ロスカット水準(ロスカットレベル)」と呼ばれそれぞれFXブローカーごとに異なってきます。
例えば海外FX業者で人気No1と言われるXMのロスカット制度について見ていくとXMではロスカットの前に「マージンコール」という注意勧告がなされ、その後 %で強制ロスカットとなり、 ロスカットレベルによって取引が強制終了してしまうため、ロスカットレベルの高いところでは最低口座入金額がいくら低く設定されていたとしても口座資金をあらかじめ多くするなどの対応をしなくてはなりません。
証拠金維持率を他の海外FX業者と比較
上記のように証拠金不足が起こり得るため、海外FXブローカー選びの際にその業者のロスカットレベルがどの程度かということを見るのは大切です。
そこで知名度が高く、海外FXランキングなどで名前をよく見るFXブローカー5社を比較検討してみたいと思います。
XM: 20%以下
AXIORY: 20%以下
TitanFX: 20%以下
LandFX:30%以下
ThinkForeX: 50%以下
となっています。
iFOREXという会社は証拠金維持率0%と脅威的な数字を出しており、このスペックが最大の売りとなっているのですが、ThinkForeXのように50%を超える業社もある中、だいたい20%-30%の数字であれば非常に優秀で魅力的なスペックと言え、FXランキング上位を占めている業社は大抵このあたりの数字にいます。
XMのロスカット計算方法
では具体的に証拠金維持率はどのように計算していくのでしょうか?
ここではXMを例に計算の仕方を解説していきますが他の業社でも基本的には大きく変わらないので応用可能です。
まず必要証拠金を求める計算式としては
約定レート × 取引通貨単位 × 取引数量 ÷ レバレッジ = 証拠金
となります。具体的に計算してみるとスタンダード口座(100,000通貨)でドル円のレートが1ドル=110円、レバレッジが500倍で1lotの取引をした場合
110 × 100,000通貨 × 1lot ÷ 500 = 22000
となります。
つまりドルが110円の場合は最低22000円あれば取引可能となり、XMマイクロ口座だと取引通貨数が1000通貨となるので220円から取引が可能です。
ロスカット水準100%の場合はこれを下回った瞬間に強制決済となってしまうためやはりロスカット水準が高い場合はあらかじめ多くの資金を口座に入れて余力 を残しておかなくてはならないことが理解できます。
XMの場合証拠金維持率20%でロスカット執行となるので上のスタンダード口座の場合、口座残高が4400円となった場合に強制ロスカット執行となります。
このように考えればかなり余裕を持った取引が可能であることがお分かりいただけるのではないでしょうか。
ロスカットは一回一回の取引ごとに大事な要素となってくるため、基本的には取引ごとに算出していくことをおすすめします。
ロスカットの値を出すことにより適切な損切り値を出したりなど適切なリスク管理が可能となるからです。
それでも「毎回これをするのはめんどくさいな」と思った方もいるかもしれませんがこのロスカット水準の計算はXMの取引ツールとしてロスカットを自動計算してくれる電卓が使えるのでいちいち手で計算する必要はありません。
しかし、一応やり方や計算の原理は覚えておいたほうがリスクに敏感になれるのではないでしょうか。
両建て取引の際は強制ロスカットに注意
FX取引手法には様々なものがありますが、両建て取引の際の強制ロスカットには細心の注意を払わなくてはなりません。
しかし、まず「両建てとは何か?」から説明しましょう。/
海外FXにおける両建ては
国内FX業者では真似できないような、海外FXの2大特徴であるハイレバレッジと0カットシステムを応用したトレードシステムです。
両建ての具体的なやり方としてはロングポジション(買い)とショートポジション(売り)の口座をそれぞれ別に用意します。
FX口座に入れる FX通貨ペアはドル円、ユーロドルなど基本的なものでも構いませんし、両建てを注文する際、入金額はどちらも同じ額で構いません。
上がっても下がっても、どちらもハイレバレッジでポジションしているので必ずどちらかの口座は勝つことになり、片方は必ず利益確定になります。
これによりレートがどちらに動いても利益を獲得できるようになり、これが両建てというFX手法の特徴と言っていいでしょう。
しかし片方の取引口座は敗けるので、証拠金維持率が維持できなくなりロスカットかマイナス口座になりますが、追証なしなのでどれだけ損をしてもマイナスになって「借金」になることはありません。
つまり下は上限があるにもかかわらず、上はハイレバレッジでどこまででも伸びていくので、損益通算してプラスになるというのが、両建てのカラクリとなります。
しかし、例えば思ったより利益の動きが少なく、片方の口座がロスカットにならないという場合においては損得が差し引き0さらにスプレッド、手数料合わせるとマイナスにさえなる可能性があるのです。
さらに、中途半端な動き方をして片方の口座がロスカットになるギリギリのラインを下回るような値動きをした場合、ロスカットで0になってしまうので、大損をしてしまうことになります。
このため、両建てをする場合はただ単に証拠金維持率やロスカット水準を計算するだけではなく、そこからさらにどのような値動きをするのかということまで細かく予想する必要が出てくるのです。
具体的な対策としては、変動幅が小さいと損失が上回るので、あらかじめアメリカ雇用統計などの重要経済指標や「窓が開く」市場オープンのタイミングを調べて、そこを狙って目標利益を立てて両建てするのが効果的でしょう。
両建ては目標pipsを立て、ロスカット水準などをしっかりと調べつつ、目標利幅を計算し戦略的に取引すれば効果的に儲けることができる投資手法ですが、必ず儲かるいわゆる「必勝法」では無いことに注意しておく必要があります。
まとめると
以上のように、FX取引においてロスカットは取引可能かどうかにダイレクトに関わる非常に大切な概念であることがわかるかと思います。
さらに、XMでの最大888倍の取引ではよりその重要性が増してくるのです。
是非ロスカットの知識を生かして、XMでのFXトレードでは、リスク管理から両建てなどの取引手法に生かしていきましょう。
紹介したFX業者
カテゴリ:XM
2017年10月26日
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