国内FXレバレッジ規制。差が出る海外FXのレバレッジの魅力
今回は2018年現在話題となっている、国内FXのレバレッジ規制についてとそれと比較した海外FX業者のレバレッジについて考察します。
「レバレッジってなに?」というFX初心者の方でも、そのような基本的な用語解説から、なぜ海外FXのレバレッジ体制が多くの投資家に評価されているのかというところまでを理解していただけるよう解説していきます。
あくまで簡単にですが、よろしければどうぞ。
▼目次
国内FXレバレッジ規制について
国内FXを利用する場合、ほとんどの企業が日本の金融庁のライセンスを取得しているため、最大レバレッジについて制限があります。
以前はそのレバレッジ制限が25倍までとなっていたのですが、現在の2018年から国内のレバレッジ規制が「10倍」へと改変されることとなっているのはご存知でしょうか。
これはまだ確定事項ではありませんが、この規制が多くの国内FX業者に適応される可能性が高いと言えます。
2018年2月13日に開かれた「店頭FX業者の決済リスクへの対応に関する有識者検討会」で立ち上げられた規制強化策の一環です。
このようなレバレッジ規制が行われる理由として、金融庁の見解としては消費者保護を前提として、業者やそのカバー先が本質的に抱えるリスクなどを軽減するためと言われています。
前回の規制、つまり国内FXブローカーの最大レバレッジを25倍にした規制は「国民の資産を守る」という名目のもと、2011年の8月1日に執行されました。 これは世界中を震撼させたアメリカ同時多発テロ「9.11」が起こる少し前に執行され、9.11後は経済界も含む大混乱に陥ったことから、事実上、多くの顧客利益を守ったともいえますが、逆に言えばそれを利用して大きな儲けを手にいれることもできたわけです。
このような規制により、むしろそのころからそのような規制のない自由度の高い「海外FX」という言葉が日本でも取りざたされるようになり、実際多くの日本人顧客がその頃から海外FXに移行しだしました。
今回の規制では、ビットコインなど新たな投資対象の誕生や国内FX業者の経営状態の悪化、国外情勢が徐々に不安定になってきていることを理由にできますが、それにしても25倍とただでさえそこまで高くなかったレバレッジを10倍にしてしまうのはどんどんと投資家の取引の自由が失われて行っているように感じます。
世界情勢が不安定になってきているというのは理解できますが、そのような規制をしたとしても結局、海外FX、または今なら仮想通貨投資に投資家が流れるだけなので、個人的にも不可解であり、結局は国内 FX産業の首を絞めるだけになるので残念で仕方ありません。
海外FXと国内FXのレバレッジの違い
国内FXがこのような規制をとっている中、海外FX業者はどうなのでしょうか。
基本的に海外FXと呼ばれる業者は、 日本の金融庁が発行するライセンスを取得しない傾向にあります。
そのため、全てではありませんが、上に述べたような国内FXのレバレッジ規制が海外FX業者にはかかりません。
そうは言っても、では実際どのくらいレバレッジが違ってくるのでしょうか。
例として日本人に特に知名度があり、人気のある業者XM、AXIORY、iFOREXを見てみるとXMは最大レバレッジ888倍、AXIORYが500倍、iFOREXが400倍となります。
一般的に海外FXの平均最大レバレッジは400-500倍と言われており、AXIORYとiFOREXは標準並みと言えますが、国内FXの10倍と比較すると飛び抜けて高い数字であることがわかります。
特に海外FX XMは最大レバレッジが888倍と海外業者の中でも非常に高く、なぜXMがここまで日本で人気となったかという理由の一端が見えるのではないでしょうか。
レバレッジの魅力とリスク
上ではレバレッジの数字のみに注目してみてきましたが、では一体それの魅力はなんなのでしょうか。
一番の魅力といえるのは少額のトレードで大きな儲けを出せる点でしょう。
現実的ではないですが、例えば手持ちの資金が10万円としてXMで最大レバレッジをかけて取引すると、単純に8880万円分のトレードが可能となるのです。
もしここから少しでも予想が当たれば莫大な儲けを簡単に手にすることができるのです。
投資の世界では投資に使える資金額で成功のしやすさが格段に違ってくると言われていますが、FXではこのレバレッジがあるおかげで、手持ちの資金がなくても多くの儲けを得ることが可能となり、この点が最大の魅力と言えます。
加えて、ハイレバレッジをかければ、少しの投資で、そして値動きでも利益を得ることができるので、取引回数とスピードを上げて、いわゆる「スキャルピング」という高速なFX取引が可能となります。
国内FXのレバレッジではほぼ不可能な手法といえますが(と言うよりもむしろこの手法を規約で禁止している国内業者が多いのですが)、海外FXのレバレッジを持ってすれば非常に魅力的な取引手法となります。
しかしもちろん、ハイレバレッジで取引をするリスクもあります。
ハイレバレッジで取引をすると証拠金維持率を保つことが難しくなるからです。
「証拠金維持率」は簡単に言えば取引に使える口座資金と捉えていれば間違いではありません。
FX業界ではレバレッジを効かせて口座に資金を預けた以上の金額で取引できるのですが、それは「証拠金」として口座に資金を預けているからこそ可能となっているのです。
取引をして儲けをだしている場合は関係がないのですが、もしレバレッジを効かせて負けてしまった場合、当然口座資金が減ってしまいます。
口座資金が減ると当然、証拠金維持率(口座資金)も減り、現在のレバレッジで所有しているポジションを支えるための証拠金が足りないという事態が起こり、証拠金維持率が保てなくなった場合、口座に追加入金をしてそれを維持する必要があるのですが、それができない場合はトレーダーの意向にかかわらず、FX会社の方から強制的にそのポジションの決済が執行される「ロスカット」が起こるのです。
もちろんこうなった場合、利益を出そうと思っていたつもりが、損失が確定してしまうので、この点は明らかにリスクと言えるでしょう。
しかし、これは極論「予想が外れた場合」の話でたとえレバレッジをかけないのであったとしても、予想が当たらないのであれば儲けを出すことは不可能でFXをやる意味さえありません。
誰もが「予想を当てるために研究し、努力する」のであり、この確率を高めるのがFXの醍醐味でもあります。
リスクがあるのは投資なのでむしろ当たり前で、それよりもレバレッジによるメリットの方が大きいと言えるでしょう。
「追証」について
上で少しリスクについても話しましたが、ハイレバレッジで取引する以上、追証のリスクについても理解しておくべきでしょう。
例えば2013年に起きた「スイスフランショック」などの経済的な大事件が発生した場合、その業者でのロスカットが実行される前に大きく証拠金維持率を下回ってしまう場合があります。
そうした場合、その企業が被ったマイナス分を投資家に請求、負担してもらうというのが「追証」となります。
簡単に言ってしまえばFX会社への借金となります。
よくある話として「FXで多額の借金を背負ってしまった」というものがありますが、それはすべてこの追証に起因します。
レバレッジの話に戻ると、ハイレバレッジをかければかけるほど証拠金維持率の減少スピードも早くなるので、追証を請求してくる企業では、すぐに追証となりやすいのです。
この追証こそがハイレバレッジをかける上での最大のリスクということができるでしょう。
リスクを知っていればレバレッジのメリットは大きい
上記で「ハイレバレッジ取引では追証はリスクだ」と怖がらせるようなことを書きましたが、それを理解した今、むしろメリットの方が大きいと言えます。
例えば、実際は海外FX会社で追証を請求してくるようなところはほとんどありません。
多くの海外業者は「ゼロカット制度」を導入しており、上のように経済界を震撼させるような大暴落が起き、トレーダーの口座残高がマイナスの値になり、通常なら追証が発生してもおかしくない状態になってしまったとしても、この制度が適応されることによりトレーダーの口座残高はマイナスになった場合、常に0にリセットされるので、この制度がある限りFXで絶対に借金を背負ってしまうことはありません。
なので借金をする心配なく、 ハイレバレッジを思う存分に使うことができるのが海外FXブローカーとなるのです。
これもそのリスクを知っているからこそ、非常にありがたいメリットとして捉えることができるでしょう。
もちろん、上で述べたように、ハイレバレッジを実現するために海外FXブローカーは基本的に日本の金融庁発行のライセンスを取得していないため、その点を不安に思っている方も少なくないはずです。
しかし例えそうだとしても、これも全ての業者がそうと言えるわけではないのですが、最大レバレッジにおいて規制のゆるい海外において金融ライセンスを取得している場合が多く、それらを取得していた場合、決してそれらが詐欺企業ではなく、健全な運営体制をしているとみなすことができます。
よく「よくわからない国にある企業に自分の資金を置くのは怖い」と言う意見を聞きますが、上の理由から、海外企業だからと言って怪しむ必要はないといえるでしょう。
>まとめ
国内FXでは「最大レバレッジ10倍」の規制がある一方、海外FXでは日本金融庁のライセンス規制外にある傾向が高いと言えます。
平均して最大レバレッジが400-500倍が通常、特にXMでは888倍となるので、トレードのバリエーションも増え、儲けを生み出すチャンスが国内FXよりも非常に多く、リスクももちろんありますが、その点に関しても理解していれば怖くなく、むしろ国内FXよりも安全とさえ言えるのです。
ぜひ海外FXならではのハイレバレッジを生かしたトレードしてみてください。
レバレッジが888倍!脅威の海外FX業者
海外FX業者を利用するのなら、大きなレバレッジが特徴的な[XM]がいいのではないでしょうか。
ハイローオーストラリアの長期の取引よりももっと長期を狙うのならFX業者の方が利益は大きくなります。心配な損失も[ゼロカット]があるので、口座に入金した額以上は出ません。
カテゴリ:海外FX基本情報
2018年04月12日
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