ギリシャよりも悪影響。中国株価の下落の要因とその影響
もくじ
株価の下落が止まらない中国
中国と言えばGDPが日本を抜いて世界2位となった大国ですが、どういうわけか株価の下落が止まりません。それも暴落とも行っていいほどの下落が数日続いています。取引不可になる株式が3割あると言われているほど下落を続けている中国株ですが、原因はどういったところにあるのでしょうか?
中国崩壊の序章と言われたりもしていますが、こちらはいろいろと考え方があるようなので、一概にどちらだと言うのは時機尚早ではないかと思えます。しかしながら、中国の株価下落を政府が何もせずに見ていたかと言うとそうではありません。対応策は随時行っていました。それが有効かどうかは別として。
中国の株安が世界に与える影響と原因
※YAHOOファイナンスのチャート画像を使わせて頂いております。
多大な影響を与えるのは間違いないはずです。実際に日経平均も下がりつつありますし、NYダウも下がっています。これは中国株安だけが世界の株価に影響を与えたわけではないとは感じますが、今尚続いている「ギリシャのデフォルト」は間違いなく中国の株価に打撃を与えたことは間違いないと言えます。
ギリシャへの支援も中国は提案していましたが、ギリシャにヨーロッパへの窓口としての狙いがあったのです。港湾施設やその近辺の鉄道へ出資は非常に有名で国債も持っていたのでは?と言われているほどです。原因のひとつとして考えてもおかしくはないですね。世界的に株価が下がる出来事でも、切っ掛けは多岐に渡ります。
不自然な株価の上昇
もう一つの株価下落の原因は政策に問題があったのではないかと考えられています。中国の株高が発生したのは少し特殊な状況下だったのを知っておかなくてはいけません。10%を越えていた経済成長の鈍化、その状況下で株価だけが上がるというのは少しおかしいのではないか。
その上、中国はリーマン・ショック後に株価を支える為に起こったとされている投資ブームがあります。実際に2009年以降の中国国内の投資は200兆元近くあり、日本円にすると4000兆円ほどの投資が行われているのです。
見ようによっては投資によって経済成長が支えられてきたと考えても何ら遜色はないと言えます。一桁台の経済成長にもどってしまい。今年度は7%の経済成長との発表もありましたが、実際はそれ以下の成長率ではないのかと、総合的に見て考えられはじめています。
そして独特な中国のファンダメンタルズがあるのをご存知でしょうか。「国家主席が上がると言えば株価は上がる。」投資をしている方なら思わず頭の上に「?」が浮かぶ話でもありますが実際にその発言を指標に株価を買う投資家もいて、暴落までは現実として株価は上がっていた傾向もあると言うから驚きです。
何よりも株を信用取引を用いて購入しているのが富裕層(党の幹部)ではないと言う事もわかってきており、暴落前の上昇局面で信用取引を拡大させていたのは、一般庶民の可能性が高いのがわかってきているのも特徴的だと言えるでしょう。一人の影響力が強すぎる印象が残ります。
怖いのはアメリカ株への本格的な飛び火
※YAHOOファイナンスのチャート画像を使わせて頂いております。
中国株下落だけなら一国のバブル的な株価上昇が終わるという事でひとつの国の経済成長が鈍化したと見ることができるますが、規模が規模だけにアメリカ経済にまで飛び火する可能性を秘めています。そうなってくるとFRBが投資家から期待されている利上げを先送りする可能性があります。
現実的ではないかもしれませんがそこまで影響してくると世界経済が大混乱を起こす可能性が出てきます。ここまでの状況に陥る事はなかなか無いでしょうが、可能性として考えておいたほうがいい出来事です。
中国株の影響力は計り知れないものがあると考えの一つとして持っておいていいのではないでしょうか。
日本にとってもギリシャ以上の悪影響が
先日、日本企業で中国での生産や研究等を行っている企業が軒並み株価を下げ始めました。もちろんその企業だけでなく優良株とされる日本の企業までも株は手放されています。中国で業務を行っているわけではないのに何故下がるのか、それは海外の投資家が日本株と中国株を持っていた時にどちらも優良な株を買うのですが、バランスが傾いた時にどちらかを売ります。ここまではどんな投資家でもやることですが、問題は海外の投資家基本的に優良株式しか持っていないことで、だからこそ優良株と言われている株の価値が下がるわけです。
日本株で優良株が下がったとなると投資家の警戒感が高まります。こういった現象の繰り返しで株価は下がっていくのです。今回優良株も下げているのはこれが理由ではないかと言われています。
そして上記でも少しお話しておりますが、アメリカ経済が後退してしまうと日本の経済も後退するのは日本経済がアメリカに依存していること考えればわかります。アメリカの経済が後退してしまうことが日本にとっては一番の悪影響になるのかもしれません。
投資をするなら注意を
FXや株式の投資は底を狙う形になるとは思いますがリスクが付き纏います。バイナリーオプションでの投資の場合もリスクはやはりあるでしょう。動向に注意しつつ取引をするしかありません。中国リスク(チャイナリスク)は、我々が思っている以上に大きいのです。
※追記※人民元切り下げは悪手なのか?
株価の下落が続く中国ではついに人民元切り下げが行われました。一時的に株価も回復したかに思われたのですが、また下落という波にさらされています。これは株価に対して実体経済が伴っていないのが原因と見られています。今まではそこを経済成長で賄ってきた面もあるのでしょうが、ついに、その経済成長にも陰りが見えてきています。今後株価の戻しはあるのか?を考えてみると日経平均で言うのなら20,000円台への回復は難しいのではないでしょうか。あくまで次に投資家が見ているのは実態経済です。そちらが投資家の望む形に成長しないかぎりは20,000円台への大きな戻りというのは難しく、じわじわと戻るという形でしょう。一度目の中国株価暴落とはあきらかに違う形で株価の下落が起こっていることをしっかりと頭にいれておいてください。
中国の指標の不透明性も原因のひとつか?
実体経済が伴っていると言うこともできますし、実際に中国はアメリカの株安のせいで中国株が下落したと発表しています。しかしながら誰の目にも今回の敗因は明らかと言えるでしょう。経済成長についても7%を越えているとされていますが、明らかに7%を下回るような指標が出ています。政治体制上、機密や秘密が非常に多く感じる中国はに対して先行きが不透明だと感じる事はある意味仕方の無いことではないのかと言えるでしょう。しかしながら、疑い始めてしまってはキリがありません。指標自体が改変されている可能性もあるのですから。
人民元が主要通貨と言われないのには、国家としての不透明さが影響しているのです。
※追記2※中国景気、今後5年は苦難の時代へ
09/07時点で、G20への発表で中国の中国の楼継偉財政相が発表しています。もちろんある程度は分かっていた事とはいえ、こうなってくると問題になるのが、またもや世界への影響が出そうです。中国一国の問題ではないので当然といえば当然ですが、住宅投資に失敗しゴーストタウンが出きていたり、株価の暴落であったり、日本でのバブル崩壊を見ているようで少しせつない気分にもなりますが、中国経済も苦境の時期であると考えてもいいでしょう。
少しづつではありますが、そんな兆候は出ていましたが、中国と日本の違う所、それは人口の多さです。13億近いマンパワーと言うのは日本人では想像も付きません。好転の兆しがあるなら広大な領土、そしてマンパワー。この2つが鍵なのではないかと考えられます。じわじわと株価が下がることも想定できますが、政府の介入としてまた、買い支えをするのでしょいうか?考えるべきところはまだまだありますが、世界の経済はまだ動きを見せるようなので注目をしておきましょう。
※追記3※ 揺れる中国株、株を売れずに増える損失
中国の株式市場で歴史的な一場面となった29分間。専門家でもわけがわからないまま始まった中国株の大暴落が起こったのは年が変わった2016年の1月7日、以前にも中国株の大暴落は起こっていましたが、やはりまた起きたかとその時は感じました。しかしながら今回の大幅な下落はそれだけの理由ではなく、中国の株価市場の形態が改めて問題視されてもいます。
「サーキットブレーカー」というのは普通に生活をしているとなかなか聞くものではありません。日本だとストップ高やストップ安などは多く聞くでしょう。それもそのはずで、このサーキットブレーカーは年初に導入されています。同制度ではCSI300指数の変動率が5%になると15分間の取引停止、7%でその後終日の取引停止といった内容で、7日のサーキットブレーカーはその週で2度目となるものでした。
中国は株価市場をコントロール出来ていないと判断される可能性は高く、それによってまた株価が乱高下するのです。つまりは、悪循環から暴落が生まれていると言っても過言ではなく、政府がこの状況を呼び込んでいるとも考えられます。成長速度が減退したと言ってもある意味それは規定路線であり、尚成長をしているのが中国です。
サーキットブレーカーは下げを加速させている
取引停止がある程度わかるのがサーキットブレーカーと言っても過言ではありませんが、見えきった問題点があります。どう考えても取引停止になる前に売り抜けようとする投資家が多く出るはずです。またそれによって下げが加速される。ここでも悪循環に突入するわけです。
少し考えればわかる事ではないかとは思いますが、現状では良い面よりも悪い面が目立っているのがサーキットブレーカー制度なのかもしれません。
実際に売る事ができなかった多くの投資家からのクレームもきているようで、こういったところから中国株全体への信頼感の低下が生まれて値が下がると言うまさしく悪循環に陥っています。
為替の動きに影響が出てきた所を狙いたい
株価が動けば動くほど、為替も動きます。そんな時にFXやバイナリーオプションで投資をしてみたいと言う方も多いかもしれません。「スイスフランが歴史的大暴騰!FXで大損トレーダーが続出!」で少しお話をさせて頂いたことがあるのですが、リスクを考えると追証(後から証拠金を追加する事)はどうしても避けるべきでしょう。FXまでとは考えないまでも投資をしたいと考えるならバイナリーオプションという投資があります。上がるか下がるかを予測するもので、取引のシステム自体は簡単です。しかしながら情報や予想が必要で、勘では利益を得ることは難しいです。
しかしながら、中国の株価暴落時のように、わかりやすいトレンド(為替や株価の大きな流れ)が出た場合チャンスと考える事もできます。バイナリーオプションの場合はFXよりもリスクを管理しやすい所ポイントです。口座を作って入金をした以上の金額を取引する事はありません。そういった意味で必要以上に損失にならない所がポイントです。
当サイトでも実戦の方をさせて頂いているので、よろしければ「バイナリーオプション実戦取引」も一緒に御覧ください。話が少しそれてしまいましたが、株価の暴落、特に中国株の暴落は言ってしまえばチャンスでもあると言うことを頭の片隅に入れておきましょう。
※追記4※中国株の下落は複数回おこる?
一度の下落だけでなく今後複数回起こる事が予測されています。中国経済は実態が見えていないにもかかわらず、株価の上昇、下降は活発です。これは上記で説明している通り、理由は様々あるのですが、実態経済がないからこそ、一定値に達したり投資家による投資(中国の場合は中国国民からの投資が非常に多い)が滞った場合一気に値を下げる可能性があります。さらにそこで負債を被る投資家が出ると、更に売られて値が下がるという悪循環に陥ります。
本来なら、ある程度下がると自然と止まるのですが、中国の場合は株に信用取引を用いていることもあり、一度投資家が崩れてしまうと連鎖的に所有している株を手放されていくという事が想定されます。国民が信用取引で株を購入しているのですから雪崩しきに崩れて売られていくと言うのは目に見えていますね。だからこそ中国株は値動きが大きく暴落になる可能性を秘めているのです。
狙い目は短期決着か?
どの通貨での取引を考えるかにもよりますが、狙い目は確実にあるはずです。大きな利益を考えるのならFXで考えるのもいいかもしれませんね。その分損失も大きくなるのでレバレッジには十分注意して取引をしないとひどい目をみますが、為替取引として魅力があるのは事実です。しかしながら急激な動きに反応するにはやはり、短期のバイナリーオプションを利用してみるべきでしょう。ハイローオーストラリアの様な業者であれば、海外の業者で心配な出金も早く、安定感があります。まずはデモで試してみて、それから決めると言うのもいいでしょう。
狙い目は人それぞれ感じ方が違うのは理解しているつもりです。何時でもチャートを自由に見て取引をできるならいいのですが、何時でもチャートを見れる仕事をされている方は少ないしょう。様々な面を考え、それぞれの特性に合った取引の仕方を狙うのであれば考えていきたいです。経済的に考えると日本に利があるとはあまり言えない中国株価の暴落ですが、狙い目として考えるのなら非常に狙いやすいとも言えるのでチェックして置いて損はありません。ハイローオーストラリアの業者詳細ページのリンクを貼っておきますので、気になる方は是非ご覧下さい。→ハイローオーストラリアの業者詳細ページへ。
カテゴリ:ニュース
2021年10月17日
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