オリンピックにイチロー!スポーツが為替に与える影響は?
オリンピックとイチローの3000本安打達成の注目度
始まるまではあまり関心が無いと思っていた方も、いざ始まるとお気に入りの選手や興味のある種目についつい目を奪われてしまうのがオリンピックです。
皆さんはどんな種目に注目しているでしょうか?今回の開催国はブラジルと言う事で、治安面、衛生面そして資金面でも心配されていました。
オリンピックの開催国には経済効果があると言われていて、今は観光業が賑わっているのかもしれません。毎回数百億以上の経済効果が見込まれてはいるのですが、思った通りの経済効果が出る事は少ないのも実情です。
今回のリオオリンピックに限っての事では無いかもしれませんが、通貨などの動きはオリンピックが決まった時がピークで、それ以降はブラジルの経済的な状況も踏まえていい方向には動きませんでした。
それに比べて以前のオリンピックでは多かれ少なかれいい方向に影響をしていたのも事実ですので、東京五輪の際の動きはまた別のものになるでしょう。
イチローの3000本安打が与える影響は?
為替に対する影響はまずありません。しかしながら、株価などは上がるかもしれませんね。イチローがCMに出ている企業などの株は狙い目だったと考えられます。イチローと言えばどんな製品を思い浮かべるか、ユンケルですよね。
ユンケルを発売しているのは佐藤製薬です。上場はしていないようなので、大きな動きとはならなかったのかもしれません。
他にも関連の銘柄と言えばキリンであったり、日産だったり、過去にイチローが所属していたオリックスもあてはまるかもしれませんね。用具のスポンサーでもあるミズノの株価も影響を与えるかもしれません。
時期がオリンピックと重なってしまったので、確実にイチローの影響だと言えるものが無いのが残念です。
為替に影響はないとは言え、3000本安打というのはすごい記録でメジャーリーグ(MLB)での殿堂入りは確実と言われています。
メジャーリーグの長い記録でも達成したのはイチローを入れて30人と少ないのも事実です。怪我や不調などの負けずに自分のバッティングを貫いた打者だけが辿り付ける境地なのでしょう。
それだけすごい記録でも、やはり為替に影響を与えるかと考えると影響は無いと言えます。
個人の大記録よりも国を上げたイベントが狙い目
リオデジャネイロ五輪とイチローを比べるのはおかしいとは思うのですが、日本でのニュースの大きさとしては同じくらいなのではないかと思います。為替についてはオリンピックを優先して考えるべきでしょう。
同じ大きなニュースではあるのですが、為替を動かすのはあくまでも「国」も絡んでいるオリンピックです。それを見据えた上で為替の動きをもう一度見てみましょう。
ブラジルレアル/円のチャートなのですが、オリンピック開催が決まったのは2009年の10月ですので、オリンピックによる影響よりも、経済の不調の方が影響は大きいと考える事もできます。そもそもが情勢も不安で、会場の作成には必ずと言っていい程ストライキが行われていました。
国内情勢の不安と景気の悪化によってオリンピックで得られるはずだったものが得られなかったと言ってもいいかもしれません。
実際に治安の悪さによってブラジル入りを拒む選手もいるくらいですし、ジガ熱の流行もブラジルへの渡航を遮るものとなっています。
決して順調には行かず、想定の利益を大きく下回る物になりそうなのが、リオオリンピックと言えるのではないでしょうか。だからこそイチロー3000本安打というプラスばかりのニュースが取り上げられているのかもしれませんね。
カテゴリ:ニュース
2017年06月29日
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