今更聞けない!マイナス金利ってどんな意味があるの?
今更聞けないマイナス金利
日銀がマイナス金利を実行してから少し経っていますが、段々とメリットとデメリットの部分が浮き彫りになり、効果がどこまであったのかが、短期的な面で見えてきたのではないでしょうか。
もちろん「外部の状況の変化が影響している部分」も多々あるでしょう。特にイギリスEU離脱であったり、中国の株価の暴落であったりと、わざとやっているのではないか?というくらいに、世界経済的にプラスに思えない事が起こったのは事実です。
この外部的な影響が全く無かったかと、間違いなく影響があったと言えるでしょう。
メリット、デメリットを知る前にそもそもマイナス金利とは何か?から知っていく必要があります。
マイナス金利って何だろう?
マイナス金利と言う言葉だけを聞くとなんだか悪いモノの様に感じてしまうのではないかと思いますが、アメリカがサブプライム問題の際に行ったのはゼロ金利政策で、それと似たようなものです。
そもそもマイナス金利だからと言って私達の預金が目減りしていくものではありません。銀行が日本銀行にお金を預ける際の金利です。
目的もこれで見えてくるのではないかと思うのですが、銀行にお金を預金させにくくして、市場に資金を回す事が目的だと言えます。企業や個人への投資や融資に繋がり、それに伴い市場が活性化して、物価の上昇に繋がると言うわけです。
現在の状況として考えられるのは、あまりいい方向へは向かっていないと言う事でしょう。現在銀行は預金の利率を引き下げています。このままマイナス金利のメリットが出てこなければ、デメリットが加速してしまう事も想定されメリットが見えてこない展開も考えられます。
現在マイナス金利で見えているメリットとしては、不動産投資の拡大など、投資の分野が活発になってきた事でしょう。というのも、預金していても増えないのですから、投資をして増やそうと考える方が多くなって来ています。
状況としては、目に見える部分でデメリットが加速していて、目に見えない部分でメリットが大きくなっていると言う事です。
しかし、これだけで成功であるとは言えません。
今こそ投資をするべきなのか?
絶対に投資をするべきであるとは言えないのも現状です。投資にはリスクがもちろんあります。それが株でもFXでもバイナリーオプションでもそうなのです。
「絶対に儲かる」と言いきれない以上は投資をするべきとは言いきれませんが、チャンスであるのは事実です。預金をしても増えないとなると少しでも増やすには投資をするしかありません。そのチャンスがマイナス金利であると言えるわけです。
簡単にマイナス金利についてお話をさせて頂きましたが、如何でしたでしょうか?マイナス金利は直接私達に影響するわけではなくて、間接的な影響を与えてきます。政策としてのメリットも魅力ですが、今はデメリットが表面化しつつあるので、今後の動向はじっくりと見ておかなくてはいけません。
個人でデメリットに対抗する事はできませんが、情報として持っておく事で今後の動きに役立たせましょう。
カテゴリ:ニュース
2017年06月29日
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