今日は何の日? 8月22日は国際赤十字が発足した日
赤十字社ってなんだろう?
赤十字とは戦争や天災時における傷病者の救護活動を中心として人道支援団体です。世界各国に存在して、日本だったら日本赤十字社となりますが、国によって多少呼び方が違い、赤新月社や赤十字会などの呼ばれ方をしています。
創立を提唱したのはスイスの実業家アンリ・デュナンで、1864年のジュネーブ条約(第一回赤十字条約)によって発足しました。
国の枠にとらわれず、戦争、災害時などの敵味方区別せずに中立な立場で人道的な医療活動を行うことを目的としており、それが法律的に認められているのが国際赤十字なのです。それに基づく特殊な国内法もそれぞれの国であり、特殊な法人とした位置づけがもっも妥当かもしれません。
赤十字の旗の由来は何だろう?
赤い十字のマークが我々日本人からすると赤十字のイメージではありますが、国によってマークが違うこともあります。呼び方が違う事もありますが、国柄もあるようです。
やはりイメージとしてあるのは十字と言えばキリスト教を思い浮かべてしまうのは誰しもがそう思ってしまうところであり、イスラムの国々では十字軍を連想してしまう事もあり赤新月のマークが使われているようです。
様々な国で様々なマークが使われているようではありますが、国際的な活動としては上記でもお話したように、戦争や災害時の人道的な活動とされています。
ですが、この十字の旗何かににているな?と思ったりしませんか。私はスイスの国旗に似ているなと思いました。赤白を逆にすれば正に「スイス国旗」ですし、提唱したアンリ・デュナンはスイスの実業家です。
しかしながら、これは事実かどうかはわかりません。ジュネーブ条約に後々盛り込まれた、「スイスに経緯を表して」この十字のマークであると話があったのは1870年と6年も後になってからなのです。
真実はどういったものなのか、やはり気になるものですね。現在は十字ではなく、赤水晶と言われる菱型が共通のマークとして新しく採用されたようですが、浸透するのにどこまでかかるのでしょうか。
例外として、イスラエルのダビデの赤盾のマークは国際赤十字のマークとして最後まで認められていません。イスラエルが提案したものなのですが、国旗を赤くしただけともいえますからね。
赤十字の信念と任務
赤十字が掲げる7原則があります。
- 人道:赤十字の根本。
- 公平:国籍や人種などに基づく差別はしない。
- 中立:戦地や紛争地では友軍敵軍どちらにも与しない。
- 独立:政府の圧力に屈さず、また活動への干渉を許さない。受けるのは補助のみ。
- 奉仕:報酬を求めない。
- 単一:一国一社。国内に複数の赤十字社・赤新月社があってはならない
- 世界性:全世界で同様に活動する。世界の赤十字・赤新月は互いに支援し合う。
人道的な活動とはどういったものなのかが気になるかとも思いますが、戦争等での傷兵や市民の治療。戦争捕虜に対する救援、名簿作成、待遇監視などがあがります。また、平時における災害対策であったり青少年の育成も業務となり、多岐に渡って活動をしているのです。
赤十字のマークの誤用に注意!
この赤十字マークはしっかりと日本でも法律によって守られており、誤用してしまった場合、懲役または罰金刑となるのでご注意ください。
一般で特に多いのが病院や、薬局、そしてTVや広告などで誤用があいついでいますが、使う事が許可されているのは日本赤十字社及び、その許可を受けたものだけになっているので、気を付けましょう。
ジュネーブ条約を知っている方は多いかもしれませんが、少し深く知ると謎が溶ける事も多々あります。世界を知ることは必ず為替の動きを知る上で重要になってくるとも思うので、興味のある方は深く調べてみてください。
カテゴリ:ニュース
2017年06月29日
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