今日は何の日? 9/05 マザーテレサが亡くなった日です
話しは聞くけどマザーテレサってどんな人?
名前は聞いた事がある方も多いでしょうし、児童書などでもよくみかけるので、知名度は非常に高く、誰でもが名前は聞いた事のある人物なのは間違いないでしょう。
マザーテレサこと本名アグネス・ゴンジャ・ボヤジュ(アルバニア語ではアニェゼ/アグネス・ゴンジャ・ボヤジウ)はカルカッタで貧しい人々の活動をはじめました。それが後進の修道女によって今にも伝えられています。修道女というくらいなのでカトリック教徒であり、聖人です。
この聖人としてに認められるには、長い時間が必要といわれています。例としてジャンヌ・ダルクも聖人と認められているのですが、それは本人の死後から489年後の出来事です。カトリック教会では、聖人と認められるには福者として認められなければいけない事もあり、おいそれとなれないのが聖人です。段階としては 神の僕 → 尊者 → 福者 → 聖人 といった形になります。
それを考えるとマザーテレサが聖人となったのは異例のスピードだともいえます。1997年に9月5日にマザーテレサは亡くなっていて、聖人となったのは2016年、約19年というカトリック教会としては異例の速さだったと言われています。
自らが修道女であることもさながら、修道会「神の愛の宣教者会」の創立者としても有名です。この会の目的として、「飢えた人、裸の人、家のない人、体の不自由な人、病気の人、必要とされることのないすべての人、愛されていない人、誰からも世話されない人のために働く」というものがあり正に慈愛と言う言葉が似合う人物なのではないかと思います。
マザーテレサの黒い噂?
良い面があるのなら否定的な面もあるのは事実です。彼女が行ってきた事は事実ではありますが、それはメディアによって作られたものではないのか?という批判的な意見は随分と前から存在します。
こういった意見は週刊誌やメディアだけでなく、モントリオール大学とオタワ大学の研究員からも出ているというのが驚愕の事実だったりもします。
というのも、聖人は奇跡というものが認められなければなりません。人には出来ない奇跡を持っているから聖人となる(簡潔に言えば)のですが、マザーテレサの場合は、インドにて結核の一種を患った患者の腹部に宗教的なメダルを置き、祈ったことで病気が完治したと言われています。
ですが、医師からすると薬の投与の効果で治ったと言うのが当然の意見です。またマザーテレサの作ったホスピスも衛生状態が悪ければ治療する器機もありません。別名死を待つ人々の家と呼ばれ、痛みを我慢する事を賛美しているともあり、疑問は深まります。
さらに、自身が心臓病を患いペースメーカを入れる手術を行った際には、神の愛の宣教者会が運営するホスピスではなく、アメリカの近代的で衛生面のいい病院で行っています。こういった辺りでどこかおかしいのでは?と考えてしまう事になったのでしょうね。
あくまでこういった噂もあると言う事でこれが全て真実というわけではないでしょう。
それでも行って来た功績は変わらない!
実際にどういった人物だったのかはわかりません。様々な思惑もあるのでしょうし、何が真実なのかは闇の中です。それでも現実的に考えると貧困を救うために今働いている慈善団体にとっては希望でしょうし、力になるというのは事実でしょう。
そんなマザーテレサことアグネス・ゴンジャ・ボヤジュさんが亡くなった日だからこそ、今現在活動している慈善団体に目を向けてみてもいいのかもしれませんね。
カテゴリ:ニュース
2019年05月29日
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