10ヶ月ぶりにドル/円が115円台に乗る。今後の動きは?
円安株高が進む月曜日
2016年12月12日に10ヶ月ぶりに1ドル=115円になり、トランプ次期大統領への政策の期待が見てとれる結果になっています。先週末の欧米の株高があったとは言え今週の頭に115円台へと進むとは到底思えませんでした。
というのも、あくまでこれはトランプ次期大統領の政策を期待してのバブルにすぎないのではないかと考える事も出来るので、いつまで上昇に進むのかの予想がつき難いです。
更に言うのなら、一度下がってしまうとどこまで下がるのかが予測出来ない事もあり、長期的にドル高を狙うとリスクになる可能性も十分にあります。いつ弾けるかわからないバブルと考え方によっては思えなくも無いので、狙っている方はしっかりと観察しておかなければ痛い目を見てしまうかもしれません。
月曜日の窓が開いたとも言えるので、今後の動き次第ではすぐに116円、117円台までが見えてきそうです。
注目しておきたい今後の為替の動き
未だに流れはドル高/円安であるのは間違い無いと思います。トランプ相場を背景にしてはいますが、日本、アメリカ共に株価も上がっていて、現状ではマイナスになる部分が見えてきません。上記でも少しお話していますが、トランプによるバブルの可能性が否定できませんが、何時弾けるかの予想が難しいのも事実です。
市場がアメリカファーストを間違えていると言う意見もあり、UBS証券ウェルス・マネジメント本部でジャパン・エクイティ・リサーチの責任者を務める居林通氏は、ドル安/円高の未来を見ています。
特に驚きなのは1年後には、また1ドル=98円台へと戻ると言う予想をしている事でしょう。
もちろんこれはどこの業者も出している予想の一つであり、1ドルが100円以下なると予想したのは数社しかないと言われています。多くの業者は以前の予想よりも円安傾向で状況は進むと判断しているのです。
注意しなければいけないのはこういった状況の時こそ、予想外の出来事が起こると言う事です。アメリカ大統領選でヒラリーがトランプに負けると考えた人と考えた人がすくなかったように、予想外の出来事は必ずと言っていいほど起こるものです。
だからこそ、今後の為替の動きには注目しておきましょう。
遅れてきたトランプリスクか?
米大統領選時に話題になっていたトランプリスクが遅れてやってきたと考えるべきなのかもしれませんね。本来なら起こっていたはずの事が、期待感があり遅れている。まだ実際に政策へと以降したわけではないので、実際に大統領になり、どういった政策を行えるのかが焦点でしょう。
先の長い話になるかもしれませんが、起こり得る話なのは間違いありません。リスクに怯えてしまっては投資はできませんが、知っておくことで兆候を感じ取ることが出来る可能性があります。
さすがに遅れてきたトランプリスクと考えるのオーバーかもしれませんが、次期新大統領が決まってからずっと気を張らなくてはいけないのは疲れてしまいそうです。
トランプの発言一つがリスクと考える事もできますが、頭が悪い人ではないので実際問題何が狙いなのかを読む事が難しいです。
115円から先の動きを予想してみよう!
結論として、一度上がって徐々に落ちるのではないかと予想します。
経済指標と要人発言には注意が必要だと思いますが、116円台117円台はすぐに見えてくるかもしれません。それほどまでに勢いはあります。問題は120円台にどれだけ近くなるかではないかと思います。予想を出している会社は複数あるのですが、その中の一つの会社が125円台まで上がると予想をしているのが興味深いです。
120円台を越えるとは言い切れるものではありませんが、可能性は0では無いと言うことです。極端な例ではありますが、平均的に見ると約1年後は106円台付近と現時点では予想されています。このあたりが実際には現実的な数字なのかもしれません。
チャンスではありますが、リスクもありますのでしっかり情報を得つつ、取引をする事を心がけてください。
カテゴリ:ニュース
2017年06月29日
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