新年早々、2017年の経済と為替の動向を予想してみよう!
▼目次
2017年の注目ポイントは「トランプ相場の行方」
2016年の後半は異常なほどトランプ相場として成り立っていた気がします。為替取引をする上では狙いやすい相場だったのですが、やはりいつまでも続くわけではないと言う事を頭に入れておかなくてはいけません。
その要因がアメリカ発信であるとは限らないので、世界的な景気、経済の動向を頭に入れておく事で様々な状況に対応出来るようにしておきたいです。
転換点はいつ訪れるのかを頭に入れておかなくては損失を出す事になるのではないでしょうか。
どのタイミングで経済の流れが変わるのかを掴んでおけば、今後の為替取引も有利に進める事が可能になってくるかもしれません。
まずは日本の景気の動向はどうなっていくのかを考えてみましょう。
日本の景気経済、為替の動向を考えてみよう
あくまで予想と言う事を頭に入れておいてもらいたいのですが、日本の景気はこのまま緩やかに回復傾向と言った形が続くのではないかと想定されます。というのも安倍総理と日銀黒田総裁のコンビが続く限り無理にでも円安政策は続くはずで、それが日本に悪影響を与えているとは言えないからです。
実際に日本の景気は数字だけを見れば上向きになっているのも事実で、高齢化が進む中でもGDPの減少は最小限に抑えられているのではないかと考えられます。
しかしながら、やはりアメリカの好景気に支えられている感覚は誰しもが持っているかとは思いますが、実際にその通りで、アメリカの株バブルが弾けると同時に、その影響は日本にも直撃をするのではないかと考えられます。日本独自での景気回復の1手を打てるようにしておく必要はあるのではないでしょうか。
ですが、2017年の上半期は順調な回復を見せるのではないかと予想します。
ヨーロッパ圏の経済、景気為替予想
ユーロの存続を賭けた1年になるのではないかと予想されます。ユーロが崩壊するとヨーロッパ圏は混沌とした経済状況になるのは容易に想像でき、その煽りは輸出を中心としている日本にも影響をします。
対岸の火事と思いがちですが、イギリスのEU離脱の国民投票「Brexit(ブレグジット)」は大きな流れの始まりであると考える事もできますし、イタリアの憲法改正の是非を問う国民投票、オーストリアの大統領選の結果次第ではEUの崩壊も十分に考えられたのです。
それだけ綱渡り的な動きをしているのがユーロである事はしっかりとおぼえておきましょう。2017年はヨーロッパの中で好景気であるスイスなどの動向にも注意をして見ておく事で今後の動きは予想しやすくなるはずです。
はっきりと言うと状況次第で結果がコロコロと変わってしまう。それがヨーロッパの現状で、それだけ混沌とした状況になっていると言う事を知っておくと今後の役に立つはずです。
最重要だと考えられるアメリカの今後の経済、景気の行方
世界に好景気と恐慌を起こす事が出来るのは、間違いなくアメリカです。現状では慎重になりすぎた利上げの影響もあり、アメリカ株式市場は過去最高値を付けていて、いわゆる実体経済に伴わない、株式バブルだと考える事も可能です。
2016年は「トランプリスク」は見事に逆転し、「トランプ相場」と言われる異様なドル高が巻き起こっていますが、この状況がいつまでも続くとは考えられません。実際にトランプ次期大統領が大統領になってからの株価、為替に注目したい所です。
期待感が膨らみすぎているので、ドルの価値は今後下がると考えられますが、トランプ政権の政策次第では盛り返す可能性も十分にあります。
しかしながら、確実に失速はすると考えられるので、それを念頭に考えておくといいのではないでしょうか。
より混沌とした世界情勢へと移っていく
大きな動きがありそうな国を中心に考えましたが、やはり混沌とした状況になっていくのは間違いありません。どれだけ準備、対処できるかで為替取引での利益は変わってくるでしょう。
なるべく後手に回らないようにしっかりと情報を集める事、これを中心に考えるのがいいのではないでしょうか。そうする事で利益を得る取引も可能になるでしょう。大きな予想はできますが、やはり情勢は常に移り変わるものなので、日々新しい情報に更新していく事で、取引を有利にする事と考えると大きな失敗には繋がらないはずです。
カテゴリ:ニュース
2017年06月29日
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