簡単解説!米追加利上げ見送りがニュースになるのはどうして?
簡単に解説するにあたって
はじめに、あくまで簡単にわかりやすく噛み砕いた説明と最初に言っておきます。考え方は人それぞれでいろいろな意見があるとは思いますが、FOMC関連の要人発言やニュースは重要な経済指標である事は間違いありません。
しっかりと理解していればドル/円での取引が情報量も多いので、為替取引も狙い所がわかりやすくなるのではないかと思います。
知っていて損になる事は、まず無いと言えるので興味のある方はより深く経済指標について知識を付ける事がおススメです。
次のFOMCの日程の開催日程をいつ?
まずは日程をチェックしてみましょう。日本語で言うと米連邦公開市場委員会(FOMC)なのですが、今年の開催期間はすでに決まっているので、気になる方はチェックしておいてください。
- 2016年03月15日~16日 ※FRBイエレン議長の記者会見予定
- 2016年04月26日~27日
- 2016年06月14日~15日 ※FRBイエレン議長の記者会見予定
- 2016年07月26日~27日
- 2016年09月20日~21日 ※FRBイエレン議長の記者会見予定
- 2016年11月01日~02日
- 2016年12月13日~14日 ※FRBイエレン議長の記者会見予定
開始期間は2日間で全てにイエレン議長の記者会見予定があるわけではありません。そちらには注意しておきましょう。
利上げによって一喜一憂していた頃との違い
7月のFOCMは比較的に落ち着いた動きだったのではないかと考えられます。思ったよりもドル安/円高の形になら無かったのには理由があります。イギリスのEU離脱の影響もあり大きな動きがあった時に備えて、米利上げは保留されていましたが、今回も保留と言う形です。
理由としては良い面が多い保留と考える事ができるからです。通常なら期待が膨らみドルの価格が下がる所ですが、「短期的なリスクは減った」「米国経済は緩やかに拡大している」等プラスに取れる発言が多く期待感が残った内容であったのが印象的だと言えるでしょう。
前回の会合が6月前でイギリスの選挙を控えていたこともあり見送りとは内容の違う見送りと言えるでしょう。ドルの価格がそこまで動きがなかったのはプラスにとれる発言が多かった事が要因と言って問題はありません。
問題とされていた、雇用関係も急回復しており、一部発言内容は上方修正されていると考える事は十分に可能です。
米利上げは何故重要だと思われているのか?
FOMCの決定は世界でも大きな重要度を占めていると言っても過言ではありません。なぜ重要なのか?と疑問に思う方も多いかもしれませんが、世界各国でドルは保有されています。
アメリカの影響で日本の株価も中国の株価も影響を受けますし、利上げの観測が高まるだけで、新興国へ投資をしていると投資家は投資を引き上げて影響力の強いドルへと移る動きを見せます。
理由としては、世界で1番流通している安全な通貨であり、より高い利回りを得られるからで、これが理由なら投資をする人間ならまずドルを求めるでしょう。
流通量が多いというのはそれだけ影響力があると言うことなのです。サブプライム危機の時もそうでしたが一国の影響で世界が好景気にも不景気にも変わります。だからこそFOMCの利上げの発言には毎回のように注目が集まるのです。
大事な利上げの発言で為替が動きを見せないのはどうして?
それだけ大事なFOMCの発言でしたが利上げも実行されないとなり、落ちるのでは?と思われた方が多かったのではないかと思います。しかしながら今回利上げが起こると思っていた方も少なかったのではないでしょうか。
投資家が予想した通りの結果になった上に内容が悪くなかったという事もあってドル安の動きは弱かったのではないかと考えられます。
誰もが予想通りの結果になったが内容がよかった。今回のFOMCでは大方の予想通りだったと言うわけです。
次回利上げ前の投資の注意点
利上げ前に投資をする際に注意して欲しいのは新興国への投資です。利上げの観測が高まるだけで、中国やインド、オーストラリアも株価が下がります。
バイナリーオプションやFXでの投資を考えるのなら新興国の為替に目を光らせておきましょう。FXの場合は事前に予測をする必要がありますが、バイナリーオプションの場合は動いてからどう取引をするのかを考えていたほうが上手くいきそうです。
投資の仕方によって考え方は少し変わってくるのでそちらには十分に注意しておきましょう。
狙い目として考えおくのは十分に効果がありそうです。
カテゴリ:ニュース
2017年06月29日
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