異次元金融緩和の【出口リスク】注目したい為替市場
▼目次
日銀の目標であるインフレ率2%はいつ達成するのか?
長く金融政策が行われていますが、ついに「出口」について模索が始まっています。現状では、インフレ率2%の壁は非常に大きく、まだその壁を越えてはいません。
「第一の矢」は評価されていますが、その政策も、もはや5年前となっていて、「2%目標の達成が始まりだ」というコメントも、何度聞いたかわかりません。しかしながら、確実に「第一の矢」と呼ばれた金融政策は効果があり、ゆっくりとではありますが、上向きの経済状況になっているのは事実でしょう。
インフレもデフレも度を過ぎてしまうと「毒」になるので、どのあたりで、今の緩和政策は出口へと向かうのかを考えてみる事にしましょう。
この出口では、まず間違いなく「円高」方向へ為替は進むと考えられるので、注意していて損になることはないはずです。
4月27日の金融政策決定会合で、物価見通しを下方修正
出口は近いと思いますが現状としてはすぐではないと言えます。特に日銀の黒田総裁の任期が終了するまでは、出口にはたどり着かないでしょう。
出口にリスクがあるとは一体どういう事なんだ?
私自身もそう感じるので調べてみたのですが、「緩和政策を急に切り上げるリスク」ではないかと考えられます。今まで異次元と言われるほどの緩和が急に変わったら日本の通貨はどうなるのかを考えなくてはなりません。
まず、急激な円高が起こるのではないかと考えられます。もともとからリスク回避の円高と言われて円の価値は高くなっていますので、北朝鮮情勢やシリア情勢を考えると尚更「円高」の傾向は強まるでしょう。
そうなると今まで行った異次元緩和は意味が無くなる、または薄くなってしまうのです。
それを避けるために政府側がわざわざ「リスクを喚起し、適切な対応を日銀や関係府省庁に求める」としたのでしょう。リスクについて分かっていると内外にアピールしたかったのかもしれませんね。
アメリカの緩和政策からの脱却はどうなの?
黒田総裁は会見で「米連邦準備制度理事会(FRB)も出口戦略をかなり前に語ったが、現在行っている政策とは違うものだ」とも語っています。
アメリカもリーマンショック、サブプライム問題からの立ち直りを図る時に、大規模な金融緩和政策を行って、現在の景況感は非常に良い物となっています。日本は金融緩和を初めてから5年ですが、アメリカの場合0金利政策を行ってか7年後に政策金利を引き上げる事になりました。
アメリカで7年近く時間をかけているのに、日本は、空白の4年間があり対応が遅れた上に5年で結果が求められていると言うのも酷な話しですが、この引き上げ時にも今の日本と同じように、「出口のリスク」について触れられていました。
1番のリスクは世界的に考えられているもので、「利上げペース速ければ、緩和マネーの逆流が起こる」ということです。
あくまで、米国の例ではありますが、ドル高・新興国通貨安が加速すると、新興国がドル建てで借りている資金を、自国通貨で換算した場合の返済負担が重くなってしまい、さらなる苦境に立たされる。
当時は、ブラジル、ロシアや中国などが不況と言われていて、新興国への投資に注目が集まっていました。この時恐れていた事態へと進まなかったのは、FRB議長であるイエレン議長の「緩やかなペースで利上げを行う」や「米金融政策の転換がいつになるのかを明確に発言したこと」が影響しています。
よって、日本も異次元緩和を終息させる時期がきたら、「ゆるやかに、そして時期を明確にした転換」が求められているのではないでしょうか。
世界から求められているもの
異次元緩和と言われるくらいの緩和政策をずっと継続する事は出来ません。終わりは必ず来るので、その引き際に注目してみましょう。
取り急ぎ緩和政策を撤回すると言う事があるとは考えられませんが、これから先かならず訪れるのは間違いありません。
0金利政策を終了させた当時のアメリカと同じように、ゆるやかな景気の回復を見せているのは間違いありませんし、一時期のような就職問題や失業問題も世論の話題にはならなくなってきました。
取引のチャンスは必ず来るはずです。そうなった時の準備をしっかりとしておきましょう。
投資のチャンスに備えておこう!
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カテゴリ:ニュース
2021年10月17日
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