アメリカ利上げ発表。まさかのドル安、その後為替の動きに期待!
13日28時(14日の午前4時)の連邦公開市場委員会(FOMC)で発表となった、アメリカ政策金利の利上げですが、17年になって3回めの利上げとなりました。
多くの人が恐らく年末までは米ドルの価値を上げると予想されていましたし、自分もそう考えていたのですが、米ドルは売られてドル安の円高となったのには注目して置きたいですね。
前々から12月と言われていたので、サプライズ感はありませんでしたし、正に想定通りと言った利上げ内容でしたが、米経済が好調なのは間違いないようですし、切り替えて今後の動きに注目しておかなければなりません。。
今回の利上げについて簡単に振り返ってみましょう。
▼目次
FOMCの投票権を持つ9人の内7人が利上げに賛成
政策金利の発表を行っているのは、FOMCです。このFOMCと言う組織どういった人達の集まりなのか皆さんはご存知でしょうか?
FOMCは、米連邦公開市場委員会の事なのですが、FRBとはどう違うのかを、まずは知っておきましょう。
アメリカの場合中央銀行だけが議決権があるのではなく、中央銀行の役割を担うFRB(連邦準備制度理事会)と、各地区連銀(連邦準備銀行)の総裁とで決定されます。
この際投票権があるのは、常任メンバーはFRBに所属する議長、副議長、理事5名(理事には空席があるので現在は3名)とニューヨーク地区連銀総裁になります。
残りの4つの投票権を他の地区連銀総裁で持ち回る形が取られる、国際的に非常に変わっている決定方法です。
ちなにこの組織、連邦議会の下にある政府機関であるにもかかわらず、予算の割当や人事の干渉を受けません。
アメリカ大陸は面積が広いので、各地区の連邦準備銀行が、日本で言う所の中央銀行のような役割を分担していて、連邦準備制度理事会はそれを統括する立場と考えておけばシンプルなのかもしれません。
その中で過半数以上が賛成したにもかかわらず、反対する人物がいる事に注目したい所です。
調べてみると、反対票はミネアポリス連銀の「カシュカリ総裁」とシカゴ連銀の「エバンス総裁」で、反対の理由を考えてみると、やはりインフレの軟調であり物価が上がりが遅い事を懸念しているのが見て取れます。
来年度、利上げ回数の予想は3回となっていて、こちらも17年度と同程度なので、覚えておいたほうがいいですね。
ちなみに、反対票が2票となったのは、2016年11月以降で初となっていて、利上げは行われましたが懸念も大きかった利上げとなったようです。
ちなみに来年度の1月から、緩和の引き締め政策は予定通り200億ドル規模になることも発表された事で、今後の経済の先行きは非常に重要視されてくるのではないかと考えられるのではないでしょうか。
利上げ後になぜドル売りの為替の動きが起こったのか?
※画像はYahooファイナンス様のチャートを利用しております※
年末までは、ドルが買われると予想されていましたが、FOMC後はドル売りへと進みました。17年の3月の米利上げと同じ傾向があり、「利上げが決まったのにドル円は下落、米国債金利も下落」と言う状況になりました。
理由としては「材料出尽くし」であると考えてもいいのかもしれませんが、はっきり言ってこの利上げは、理由がよくわからないのも事実です。
年度のはじめに3回の利上げを予定していたから利上げをしたとも考えられますし、上記でも少し話ましたが「物価」が景気回復に追いついてきていないのも事実です。
失業率こそいい値が出ていましたが、慎重と言われていたイエレン議長の取った行動としては、利上げの明確な理由が見つからないという事が影響しているのではないかと思います。
年内に1ドル/円115円台も考えられていましたが、このまま下落と言う可能性が多いに出てきたので、米株価に注意しつつ、今後の経済指標には要注目ではないかと考えられます。
物価、インフレ率、米株価に注意しつつ重要指標を狙う
今後の為替の動きは不透明です。クリスマス休暇を前に、ポジション調整に入るという見方もあるので、それまでの経済指標をしっかりと見て取引をしていく事をおすすめします。
年末までの米ドル/円に関連しそうな、重要経済指標を挙げておきます。
12/14 22:30 米 11月 小売売上高
12/15 08:50 日本 10-12月期 日銀短観・四半期大企業製造業業況判断
12/20 24:00 米 11月 中古住宅販売件数
12/21 15:30 日本 黒田東彦日銀総裁、定例記者会見
12/21 未定 日本 日銀金融政策決定会合、終了後政策金利発表
12/22 22:30 米 11月 個人消費支出
12/22 24:00 米 11月 新築住宅販売件数
12/26 8:30 日本 11月 全国消費者物価指数
12/26 8:50 日本 日銀・金融政策決定会合議事要旨
26日以降も指標の発表はありますが、欧米はクリスマス休暇も重なってくるので22日以降で【超重要】と考えられる指標は少ないです。
あくまで個人的なものなので、上記以外でも重要だと思う指標はチェックしておいたほうがいいかと思います。しっかりとチャンスを狙っていれば、利上げ発表後の予想外の為替相場でも十分狙い目はあると考えられるので、しっかりと見て、理解して投資をしていきましょう。
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カテゴリ:ニュース
2019年09月11日
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