3月の2週目+αには重要指標が盛り沢山。動く相場をチェックしよう!
▼目次
- ・トランプ大統領の関税発言に注目が集まる3月の中旬
- ・3月中旬の経済指標を見ていこう!
- ・03/07 19:00 EU 10-12月期 四半期域内総生産
- ・03/07 22:15 2月 ADP雇用統計
- ・03/08 08:50 日本 10-12月期 四半期実質国内総生産
- ・03/08 21:45 EU 欧州中央銀行(ECB)政策金利
- ・03/08 22:30 ドラギ欧州中央銀行(ECB)総裁、定例記者会見
- ・03/09 15:30 日本 黒田東彦日銀総裁、定例記者会見
- ・03/09 22:30 2月 米雇用統計
- ・03/13 22:30 2月 米 消費者物価指数
- ・イタリア総選挙後のEU経済指標にも注目
- ・おすすめ業者はこちら!
トランプ大統領の関税発言に注目が集まる3月の中旬
3月に入って一番の注目を浴びているのが、アメリカトランプ大統領の関税に対する発言でしょう。
発言の内容を抜粋すると「鉄鋼とアルミニウムに輸入関税を課す計画を持っている」と言う事なのですが、これにはいくつかの疑問点が浮かび上がります。
ひとつは、何故自動車産業の復活を掲げながら鉄鋼とアルミニウムに関税を掛けるのかです。
米自動車メーカーは、電気自動車等の最新技術では進んでいると言ってもいいのですが、フォードやGMなどの大衆向けの自動車産業では、非常に苦戦しています。
その中で、粗悪なものもあるかもしれませんが、安価で輸入出来る海外製の鉄鋼やアルミに関税を掛けて高いものにしてしまうのは、粗悪なものを除外した上でアメリカ国内で生産される鉄鋼やアルミを利用させるというのは、「コスト高」になるのは逃れる事ができません。高いコストが掛かれば販売される値段も高くなるのは当然です。
輸入する場合にも、コストが高くなっているので、顧客が購入する際には割高に感じる事でしょう。
内需を高める為にの行動だとは思うのですが、製造コストが高くなり結果的に販売台数を減らす可能性は捨てきれません。
更に、2つ目として「貿易戦争」の可能性をも考えられています。
今回の発言では、鉄鋼に25%、アルミに10%の関税を考えているようなのですが、これによって影響が大きいと見られるのが、EUであったり、カナダやメキシコなどアメリカに近い国や同盟国なのです。
NAFTA再交渉でも外交カードとして切ってきている事もあり、関係の悪化が懸念されています。
思いつきの様な発言ですが、戦略的に見ると非常に効力があるのは事実ですが、アメリカファーストも度が過ぎてしまうと、反発を招くのはわかりきっている事です。
今後の動きには、経済指標と同じように注目しておきましょう。
3月中旬の経済指標を見ていこう!
状況的に注意すべき点はありますが、不測の事態に備えつつ、3月の重要経済指標の予測値をチェックしておきましょう。
いつ動きがあるか分からない事よりも、しっかりと発表の日時が決まっている指標の方が狙いやすさは上ではないかと思います。為替の動き幅は別かもしれませんが…。
それでは早速見ていきましょう。
03/07 19:00 EU 10-12月期 四半期域内総生産
◎(GDP、確定値) [前期比] 予想値 2.7%
◎(10-12月期 四半期域内総生産(GDP、確定値) [前年同期比] 予想値 現段階で未発表
★予想値を発表値が上回ればユーロの価値は上がる EUR↑
★予想値を発表値が下回ればユーロの価値は下がる EUR↓
※GDP=経済成長率です。速報値の方が動きは大きくなります。確定値は速報値との差が大きければ為替が動く可能性もあるので、チェックをしておきましょう。
03/07 22:15 2月 ADP雇用統計
◎[前月比] 予想値 20.0万人
★予想値を発表値が上回れば米ドルの価値は上がる USD↑
★予想値を発表値が下回れば米ドルの価値は下がる USD↓
※毎月の米重要指標である雇用統計の2営業日前に発表される指標。先行指標として注目度は高い。
03/08 08:50 日本 10-12月期 四半期実質国内総生産
◎(GDP、改定値) [前期比] 予想値 0.2%
◎(GDP、改定値) [年率換算] 予想値 1.0%
★予想値を発表値が上回れば円の価値は上がる JPY↑
★予想値を発表値が下回れば円の価値は下がる JPY↓
※2017年は良い数値が出るとドル/円が円安に進む場合もありましたが、今は円の価値が上昇する傾向があります。
GDP=経済成長率です。今回は改定値ですが、速報値の方が為替は大きく動きます。どのような改定があったのかにも注目しておきましょう。
03/08 21:45 EU 欧州中央銀行(ECB)政策金利
◎予想値 0.00%
★予想値を発表値が上回ればユーロの価値は上がる EUR↑
★予想値を発表値が下回ればユーロの価値は下がる EUR↓
※政策金利の発表です。直近での利上げ予想はされていません。唐突な利上げがあれば大きくユーロが買われる可能性があります。
03/08 22:30 ドラギ欧州中央銀行(ECB)総裁、定例記者会見
◎予想値 なし。発言内容によって変わります。
★好材料、引き締め策などの具体的な日程があればユーロの価値は上がる EUR↑
★景況感についての良くない発言等があればユーロの価値は下がる EUR↓
※定例会見はドラギECB総裁の発言内容によって、EURの価値が上下する事があります。内容が翻訳されるには時差が出てしまうので、自分で訳すかチャートを注視しておきましょう。
03/09 15:30 日本 黒田東彦日銀総裁、定例記者会見
予想値 なし。発言内容に注視
★景況感、緩和策、インフレ率で具体的な好材料があれば円の価値は上がる JPY↑
★景況感、緩和策、インフレ率で具体的な好材料がなければ円の価値は下がる JPY↓
※2017年は好材料が出るとドル/円が円安に進む場合もありましたが、今は円の価値が上昇する傾向があります。
景況感とインフレ率については注目しておいたほうがいいでしょう。アメリカ指標よりも影響力は少ないですが、円が絡む通貨ペアでは動きがあります。
03/09 22:30 2月 米雇用統計
◎2月 非農業部門雇用者数変化 [前月比] 予想値 20.5万人
◎2月 失業率 予想値 4.0%
◎2月 平均時給 [前月比] 予想値 0.2%
★予想値を発表値が上回れば米ドルの価値は上がる USD↑
★予想値を発表値が下回れば米ドルの価値は下がる USD↓
※毎月の米重要指標である雇用統計。ADP雇用統計の結果を考慮しつつ事前予想をしてもいいかもしれません。月に1度為替取引での重要指標です。
03/13 22:30 2月 米 消費者物価指数
◎(CPI) [前月比] 予想値 0.2%
◎(CPIコア指数) [前月比] 予想値 0.2%
◎(CPI) [前年同月比] 予想値 現在未発表
★予想値を発表値が上回れば米ドルの価値は上がる USD↑
★予想値を発表値が下回れば米ドルの価値は下がる USD↓
※米国が今重要視している「インフレ率」に関する指標です。個人の消費についての経済指標なので、米国の一般消費者の景況感がわかると言われています。
イタリア総選挙後のEU経済指標にも注目
3月の2週目には大きなイベントと言いますか、外的な要因が多く発生しています。上記で紹介したトランプ大統領の関税発言はもちろん、EUではイタリアの総選挙が行われ、結果として現与党は連立を組まなければ過半数を取れないと言う事態に陥りました。
明らかに政治不安になる事も考えられます。注目すべき点は、「移民反対」を掲げている政党が、今回は議席を伸ばしていること、EUそのものに反対をする国は少ないかもしれませんが、移民問題は相当に根深いものとなっているようです。
以前、トランプ大統領がアメリカ大統領選挙を勝ち抜いた時にポピュリズムというものが注目されましたが、欧州でも、ポピュリズムの台頭が目立ちます。
政局不安が続くとEUの価値、ユーロの価値が改めて問われることになるかもしれませんね。
少し話がそれてしまいましたが、重要指標は多く発表される3月の2週目+αでは、外的要因での為替変動に十分注意した上で、投資を行うようにしてください。
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カテゴリ:ニュース
2019年09月11日
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