GW前に市場を狙い撃ち!経済指標に景況感と見どころは多いか?
日本では10連休と言われていますが、海外では市場の休みも無いため、日本のトレーダーが大きなマイナスを出すことでも知られている大型連休が更に、大きくなっています。
とは言え、基本的には取引は出来ると思うので、逆に急激な相場に短期のバイナリーオプションで合わせるなど、狙い目として考えるのなら利益を得るのはもしかしたら簡単なのかもしれませんね。
そんな連休前の重要な経済指標と景況感の動き等を見ていきましょう。
英のEU離脱延期による緊張の緩和と米中貿易の楽観視
EU離脱はずっと話題になっているものの全く進展が無いのが特徴で、離脱条件が一生決まらないのではないかと思えてくるくらいです。そもそも英のメイ首相は離脱反対派ということもあり、強行的な離脱となる可能性はかなり低いということを考えると、「延期」というのは妥当な判断でしょう。
離脱による影響は予想よりも小さいのではないか?
とも言われていますが、英に関しては近場での輸出先を減らしてしまうというデメリットが見えている以上、難問だと言えるのではないかと思います。
更には国境の問題であったり、東欧からの労働者の問題であったりと、景気に与える影響がどこまで大きくなるのかは、「予想」するだけでは難しいと考えることもできます。
EUとしては、EU脱退を目指す政党がEU域内で力を持ち始めたことも懸念して強行的な離脱には追い込めないでしょう。
域内の国が強行的な離脱を目の当たりにして、声を上げる国が多くなってしまっては、EUの崩壊を招きかねません。そうなったときの経済への影響は計り知れないものがあると言えるので、どういった結末を迎えるのかには注目しておくことがおすすめです。
米中の貿易戦争に関しては、改善の兆しが見えるということで、ドル高円安傾向となっています。
まだまだ「楽観視」と言える状況ではありますが、状況を考えるとドルが買われているのもよくわかります。ドル/円は120円台がある種の壁とも言えるので、この辺りで揉み合いながら円安傾向の流れが継続していくでしょう。
連休前も経済指標はしっかりチェック!
連休中にも指標の発表はありますが、連休前にしっかりとチェックして少しリッチな連休を過ごすのもいいかもしれません。注目の経済指標はこちらです。
※尚、指標は25日までで重要指標を出していますが21日がイースターとなりキリスト教徒は祝日となります。それに伴い19日と22日の市場が休みになる国も多いので、そこには注意してください。。
▼4/17 18:00 EU 3月 消費者物価指数
◎ (HICP、改定値) [前年同月比] 予想値 1.4%
◎ (HICPコア指数、改定値) [前年同月比] 予想値 0.8%
★予想値を結果値が上回ればユーロの価値が上がるEUR↑
★予想値を結果値が下回ればユーロの価値が下がるEUR↓
◯速報値はおおよその数値のことで、改訂値は、発表までに間に合わなかった統計データなどを追加したり、修正した後、発表された数値。
揺れるEUですが、景況感まで悪くなってしまうと更にEUが揺れる事は間違いありません。リスクがあると価値が下がるのが通貨です。
▼4/18 21:30 米 3月 小売売上高
◎ [前月比] 予想値 0.9%
◎ (除自動車) [前月比] 予想値 0.7%
★予想値を結果値が上回れば米ドルの価値が上がるUSD↑
★予想値を結果値が下回れば米ドルの価値が下がるUSD↓
◯12月のクリスマス商戦が一番注目されるアメリカ指標なのですが、消費者の動向を見る上で重要度は高いのではないかと思います。動きのある相場を狙うなら景況感には注目しておく必要があるでしょう。
▼4/23 23:00 米 3月 新築住宅販売件数
◎ [年率換算件数] 予想値 現在未発表
◎ [前月比] 予想値 現在未発表
★予想値を結果値が上回れば米ドルの価値が上がるUSD↑
★予想値を結果値が下回れば米ドルの価値が下がるUSD↓
◯※予想値は発表日が近くなると発表されます。
住宅を購入するという事は、先々しっかりと払っているけるという環境があるからです。つまりは失業や景気の悪化を考えない、景況感がいいからと考えられることも多いです。
▼4/24 23:00 カナダ カナダ銀行 政策金利
◎ 予想値 現在未発表
★予想値を結果値が上回れば米ドルの価値が上がるUSD↑
★予想値を結果値が下回れば米ドルの価値が下がるUSD↓
◯※予想値は発表日が近くなると発表されます。
カナダとアメリカの関係上カナダドルの価格は米ドルにも影響を与えます。
金利が上がる機会はそれほど多くないので、予想としては現状維持だと思います。発表時の会見内容などに注目しておくのがいいでしょう。
▼4/25 8:50~ 日本 黒田東彦日銀総裁、定例記者会見
◎ 予想値 なし
★発表内容が良ければ日本円の価値が上がるJPY↑
★発表内容が悪ければ米ドルの価値が下がるUSD↓
◯※予想値は発表日が近くなると発表されます。
連休前ということで普段より注目度は高くなるかもしれません。政策金利の発表もありますが、どちらもそこまで大きな影響となり難い
金利が上がる機会はそれほど多くないので、予想としては現状維持だと思います。発表時の会見内容などに注目しておくのがいいでしょう。金利は動かないので景況感や円安誘導に関する発言があるかどうかをチェック。
イースターと大型連休
基本的な狙い目としては、予想値と発表値の[差]です。短期の取引が出来るバイナリーオプションで予想値との差を狙ってみるのも十分に有りだと言えるでしょう。
イースターと大型連休で市場がそのまま動くわけではありませんが、それでも狙い目は変わらないと考えておくのがいいのではないでしょうか。
どんな市場でもしっかりと狙い目を持って考えながら投資を行いましょう。
休場がまったく気にならないかと言えばそれは嘘になりますが、気にする必要はありません。
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カテゴリ:ニュース
2019年09月11日
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