バイナリーオプションでスライド法を使うのに必要な事は?
もくじ
バイナリーオプションのスライド法とは
スライド法とは、バイナリーオプションで負けたら賭け金を1.25倍にし、勝ったら1つ前の賭け金に戻す取引手法です。
例えば、1000円の取引をして負けたとしましょう。その後は1.25倍の取引をするので、1250円を賭けます。また負けてしまったら今度は1570円を賭け、これを繰り返します。
途中で勝った場合は、次の取引で÷1.25倍の賭け金を使っての取引です。スライド法は、勝った時に1つ前の回の負けを取り戻せるため、守備的に取引できるのが良いところです。
例えば、海外バイナリーで基準となるペイアウト率1.8倍で取引したとして1000円のところで負け、次は1250円のところで勝ったとしましょう。
そうすると、±0となります。(1戦目マイナス1000円、2戦目1250×0.8=プラス1000円)対して、従来のように同じお金を賭けた取引では1敗したら2勝して取り戻さなければなりません。(1戦目マイナス1000円、2戦目プラス800円)
このように、比較的リスクを抑えた取引方法と言えます。こうして、右に左に行ったり来たりしながら1000円(最初に賭けたお金)のところで勝つゲームと言えるでしょう。(ペイアウト率が1.8倍の場合)
スライド法の上位種であるマーチンゲール法(負けたら賭け金を倍にする取引方法、勝った時点で最初の賭け金分プラスとなる)と違い、大金を必要としないところも見逃せません。
マーチンゲール法は、基本的に莫大な資産があればほぼ必ず勝てるという類のものなので、一般人が中々行えるものではありませんが、スライド法は現実味があります。
なお、スライド法は必ずしも1.25倍にする必要はなく、オリジナルの倍率を見つけても構いません。
スライド法を使うなら15分程度のトレードがおすすめ
もし、スライド法を使ったトレードをする場合は、15分位の取引をすると良いでしょう。
その理由は、引き分けによる負けを減らすためです。多くのバイナリーオプション口座は5分以内の取引で引き分けとなった場合、負けとなります。
短い時間の中でも引き分けになるリスクが大きいわけではありませんが、勝率が50%よりも僅かに下がるので、これを避けるべきでしょう。
もちろん、これは通常のバイナリーオプションの取引にも言えることですが、スライド法の場合少しずつリスクを増していくため、もし「リスクを高めた時に引き分けが来てしまったら」と考えると通常の取引よりも敏感になる必要があります。
スライド法に向いている人
スライド法に向いている人は、ある程度資金に余裕がある人、もしくは自己資産のかなり低い割合しかバイナリーオプションに使っていない人です。
スライド法は、続けていればいつか必ずプラスになる方法ですが、続けていく場合少しずつリスクが上がっていきます。
このため、それに耐えられる資産がなければスライド法が成立しません。また、利益が出るまで根気よく続けることができることも条件の1つでしょう。
トレードのし過ぎは良くないと言われており、それで大損する人がいるので間違いではありませんが、スライド法の場合はある程度トレード回数が必要となる時があります。
もちろん、引き際が肝心でもあるので、利益が出ない日は撤退する勇気も同時に求められるので、バランスが大事です。
バイナリーオプションのスライド法の注意点
スライド法は比較的リスクが低く、連続した取引を行うことができるメリットがありますが、いくつかの注意点があります。
まず、ペイアウト率が一定ではないという点です。ペイアウト率が一定であることを前提にしていると、実戦で変わった時に計画が崩れてしまいます。
ただ、海外バイナリーオプションは1.8倍より低くなることはあまりないので、そこまで気にする必要はありません。
また、当然ながら負け続けるとお金が減ることも注意点の1つです。従来のように取引する金額を一定に決めるのではなく、少しずつ高くなっていくので、勝てれば良いですが、負けると通常よりも多くのお金を失うことになります。
そして何より、こうした運任せのトレードでは長期的に勝ちに行くのは難しということを覚えておきましょう。
いくらスライド法で取引金額を変えたところで結局のところペイアウト率が2倍を下回っている場合が大半である以上、分の悪い取引をしているのは間違いありません。
勝率が50%なのに勝った時の利益と負けた時の損失が違うのですから、当たり前ですね。
だからこそ、バイナリーオプションで勝率を上げる努力が必要になります。リスクが低い分、マーチンゲール法のように1回勝てばこれまでの負けをひっくり返せるわけではないので、結局トレードの腕が求められるでしょう。
スライド法は利益を出すための手法とセットと考えて下さい。少なくとも、スライド法があれば思考停止で稼げるとは思わないようにしましょう。
バイナリーオプションのスライド法を検証
それでは、ザオプションでスライド法を実践してみましょう。今回はユーロ米ドルでの取引を10回行いました。
ペイアウト率は1.88倍なので、基準である1.8倍に近いです。
また、HIGHとLOWを交互に行いました。もし、片方だけにしてしまうと、トレンドが出ていて1つの方向に動いた場合、勝率が100%もしくは0%に近くなると思われるためです。
もし、明確なトレード根拠が無い場合は、このように交互にしたりコイントスで決めるなどすると良いでしょう。
結果はコチラです。
スライド法を使って10回トレードしたところ、利益を残すことができました。このように、相場観が無くてもある程度利益を残すことは可能です。
完全に全く勝率を上げる努力はしていないので、チャート分析をすればもっと勝率が上がるでしょう。
POINT
ザオプションでは「フリーデモ」があるのでそちらを利用しています。詳細は「【フリーデモ】があるザオプション(theoption)に【注目】 」にて紹介しています。無料で利用する事ができるので、興味のある方は是非どうぞ。
また、ハイローオーストラリアでも無料のデモは利用する事は可能です。
ハイローオーストラリアのデモ口座は「クイックデモ」と言って、こちらも無料で利用出来ます。詳細は「ハイローオーストラリア - まずはデモ取引から始めよう!」にてまとめているので、まずはそちらをご覧になられてみてください。
スライド法を検証結果と手法まとめ
スライド法は、負けたら徐々に賭け金を上げていき、勝った時の利益の大きさで負けをカバーするの方法です。
上手く活用すればバイナリーオプションで勝つことができます。マーチンゲール法と違い、リスクが低いので資金面で自信が無い人もこの方法を使うことが可能です。
ただし低いと言ってもマーチンゲールに比べたらという事なので、そちらには注意してください。
今回実践したところ、想像以上に有効である反面、4回目までに勝てなければ厳しいと感じました。5回目になると、損失を取り戻すのにある程度回数が必要になります。
ここまで来てしまったら手仕舞いすることを考えて下さい。
ただし、適当にトレードしてもそこまで外すことはあまりありませんし、最初に1000円賭けたとしても9000円弱の損失で済むので、総合的に見て多くの人に使える方法であると言えるでしょう。
カテゴリ:バイナリーオプションで利益を出す戦略
2019年05月10日
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