ギャンブルか?投資か?バイナリーオプションはトレード次第で決まる
もくじ
初心者も稼ぎやすいルールだからギャンブルといわれやすい
昔、麻雀放浪記を書いた阿佐田哲也氏は、著書の中で「博打はシンプルなものほど面白く、はまりやすい」と記し、丁半博打や手ホンビキなどにはまってしまう、今で言う「依存症」に陥る人たちを描いていました。
バイナリーオプションも上がるか下がるか、2分の1の勝率の(実際にはペイアウト比率、もしくはスプレッドで勝率は下がりますが)、シンプルな取引ですので、初心者でもとっつきやすく、はまりやすい面はあるといえるかもしれません。
また、国内のバイナリーオプション業者と違い、海外業者では短期取引を扱っており、短期取引では安易に参加するとあっという間に投資資金が溶けてしまうこともギャンブル性が高いといわれる要因でしょう。
FXや株式投資はギャンブルでなく投資のイメージが強い理由
そもそも、ギャンブルとは簡単に言えば、偶然性に金品を賭ける行為のことをいいます。
サイコロ、ルーレット、競馬、競輪などすべてにおいて偶然性に賭けるものであり、また偶然性という前提がなければむしろイカサマ、不正とされるのがギャンブルです。
一方、FXや株式投資が「投資」とされるのは、経済の変動や価格の値動きの分析により、予測をして戦略を立て取引を行うものであって、偶然性に賭けるものではないからです。
バイナリーオプションも、仕組み上は丁半博打と同じく50%の確率でも、チャートを分析、検証することによって確率を上げていくことが可能であり、その面でギャンブルというよりFXや株式取引同様、投資に近いものと言えるでしょう。
2chでもバイナリーオプションがギャンブルと言われている
2chや5chを見ますと、バイナリーオプションがギャンブルであるというスレッドが立っています。
このスレッドにはバイナリーもFXもギャンブルであるという前提の書き込みのようです。つまり、FXもバイナリーオプションも使い方、捉え方で投資にもなりますし、ギャンブルにもなりえるということです。
また、FXとバイナリーオプションで共通して言えることは、海外業者を使う場合、クレジットカードでの入金が可能なことです。
つまり、借金で投資ができるので、書き込みにも借り入れで投資して儲けた、破産した、などというものがあるものですから、余計にギャンブル性が高いイメージがつくのでしょう。
ただ、こういったところに書き込みをする方は、受け狙いで面白おかしく書いている方がほとんどで、中にはまともそうなことを書いているものもありますが、その場合、高額ツールや教材への誘導をしようとするものである可能性もあり、いずれにしてもあまり本気でとらえないほうがいいでしょう。
逆に言えば、FXもバイナリーと同じくくりで語られているということは、FXが投資として成り立つわけですから、バイナリーオプションも戦略と戦術をもってあたれば投資に成り立つと考えていいと思います。
そもそもギャンブルかどうかを考える必要があるのか?
株式投資でもFXでも、投資手法として確立されているものの中にはギャンブルでの必勝法をもとにしたものが多くあります。
そもそも、投資であろうが、それこそ通常のビジネスであろうが不確定要素は常にあるものですから、それをいかにマネジメント、コントロールするかが大事であり、そこで使われるのが確率論です。
確率をマネジメントに活用するために、より不確定要素が多いギャンブルでの理論が応用されるのは当然のことでしょう。
したがって、バイナリーオプションにおいても、見た目上の確率を理解した上で、勝率を高めるための分析をし、確率の高い手法を構築すること、そして確率通りに収束させるために、資金管理をして十分な試行回数を得られるように戦略を立てることが出来れば、十分投資として成り立つでしょう。
一回勝負の、上がるか下がるかと考えるからギャンブルになるのであって、100回、1000回の試行でのトータルでプラスにする、という考えで臨むのであれば、それは投資になるのがバイナリーオプションです。
バイナリーオプションではギャンブルと言われない取引が重要
バイナリーオプションをギャンブルにしないためには、しっかりとした分析が必要です。そのために必要なのは、テクニカル分析とファンダメンタル分析です。
そもそも、為替相場の値段は、サイコロの目のような単なる偶然ではなく、売りと買いのバランスで決まります。市場に参加する人の売買の判断の基準となるのが、各国の経済政策や、景気といったファンダメンタルです。
これを理解し、今どの方向に相場が動いているのかを把握し、またどんな不確定要素があるのかを理解することが重要です。
また、為替の価格が割高であるか割安であるかを判断したり、どういった場面で価格が変動するのか、市場参加者の心理がどのようになっているのかを考えるために使われるのが、過去の値動きの連続を記したチャートです。
そのチャートを分析して売買のタイミングを判断していくのが、テクニカル分析です。世界中の為替のトレーダーがテクニカル分析を使っていますので、一般的な分析手法で売買のポイントとされる場面では、その方向に値動きをすることが多いため、これを押さえることは必須です。
テクニカル分析とファンダメンタル分析を意識することで、取引がギャンブルでなくなり、自信をもって取引ができるようになるでしょう。
POINT
- ファンダメンタルズについてですが、経済指標は日によって代わります。最新のものを御覧いただきたいですが、例として「4月の上旬の狙い残しはもう無いか?まだまだあるぞ!重要経済指標」をどうぞ!
- テクニカル指標については「ハイローオーストラリアMACDを使った実戦!基礎準備編」にて紹介してますのでそちらもご一緒にどうぞ。
資金管理をして戦略を立てればギャンブルでなくなる
テクニカル分析とファンダメンタル分析をすることで、勝率を50%より上げて、60%、70%にあげていくことは可能です。ただ、仮に70%の勝率の手法が出来たとしても、一回勝負では30%の確率で負けます。つまり、確率は高いけれども、依然としてギャンブルと言えるでしょう。
これをギャンブルでないようにするためには、前述しましたが、試行回数を増やすことが必要です。一回の投資でなく、それが10回、100回、1000回と分散すればするほど確率通りに収まりやすくなります。
そうするためには、自分の資金量を考えて、1回の投資金額を決めて、十分なエントリー回数を確保することが重要です。最低でも100回はエントリーできるように資金配分するべきでしょう。
詐欺バイナリーオプション業者も一部存在しているので注意しよう
ギャンブルでは、胴元が一番儲かる、と言われますが、バイナリーオプションにおいては、きちんとした経営をしている業者であれば、ペイアウト倍率やスプレッドのところで収益を上げており、顧客には取引結果通りの利益、損失が計算され、顧客の資金は顧客のものとしてきちんと処理されます。
ただし、海外の業者の場合、日本の金融庁の監督の元にないため、中には詐欺業者も存在します。こういった業者の特徴としては、出金が出来ない、問い合わせが出来ない、所在地がはっきりしないなどの特徴があり、インターネットの書き込みなどはあまりあてにしないように、と述べましたが、業者を選択するにあたっては、書き込みは参考になると思います。出金拒否などのうわさがある業者では取引しないようにするのが賢明でしょう。
詐欺業者に関しては「バイナリーオプションの詐欺業者と優良業者の違いは?」で具体的に解説していますのでそちらをご覧ください。
基本的に当サイトでおすすめしている業者は利用してみて使いやすかったところが主になります。
実際に利用してみても、その後閉鎖したりと完璧というわけではありませんが、利用せずに紹介するよりも断然良いものではないかと思います。
その中で、自分に合ったものを利用する事は非常に重要になってくると思うので、興味のある方は是非試してみてください。
カテゴリ:バイナリーオプションで利益を出す戦略
2019年04月09日
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